注目の作家・嶋津輝の新作『カフェーの帰り道』が11月刊行！

注目度急上昇！嶋津輝の新作刊行

東京創元社から登場する嶋津輝の新作『カフェーの帰り道』が、2023年11月12日に発売されます。この作品は、著者にとって3作目となる長編であり、彼のこれまでのキャリアを振り返る上でも特別な一冊となることでしょう。

著者の軌跡

嶋津輝は、1969年に東京で生まれ、2016年に「姉といもうと」で第96回オール讀物新人賞を獲得し、作家デビューを果たしました。以来、彼は独自の視点で人間模様を描き、多くの読者に感動を与えています。特に、2023年に刊行された長編『欅（たすき）がけの二人』は、第170回直木賞候補となり、彼の名を広めるきっかけとなりました。

『カフェーの帰り道』の魅力

本作『カフェーの帰り道』は、大正から昭和にかけての東京下町のカフェーを舞台に、そこに集う個性豊かな女給たちの物語を描いています。刊行を前にして、作家の原田ひ香からも絶賛を受けているこの短編集は、キャラクターの個性が光る作品となることでしょう。

女給たちの人生

物語には、白いフリルのついたエプロンを身にまとい、コーヒーを注ぎ、客との会話を楽しむ女給たちが登場します。彼女たちの生活や悩みは、約百年前のものでありながら、現代を生きる私たちにも深く共鳴する部分があります。激動の時代に、彼女たちは朗らかに生き、日々の小さな幸せを感じながら働き続けたのです。

作品の背景

『カフェーの帰り道』は、著者の独特な視点で“女給”という職業の歴史を振り返り、百年前の東京の風景を生き生きと描き出しています。時代の犠牲者としてではなく、しなやかに自らの道を切り開いていく彼女たちの姿を通じて、読者は新たな勇気と希望を見出すことができるでしょう。

詳細情報

本作の判型は四六判仮フランス装で、228ページのボリュームがあります。発行元は東京創元社で、定価は1,870円（税込）となっています。表紙のデザインは「美術海」が手掛け、装幀は鈴木久美によるものです。

関心を持たれる方々へ

この素晴らしい作品について、著者への取材も可能ですので、興味を持たれている方はぜひご検討ください。嶋津輝の新境地が詰まった『カフェーの帰り道』。それはきっと、あなたの心に響くこと間違いなしです。

最後に、この新作を通じて、百年前の彼女たちの思いを今に生きる私たちが感じ取ることができる、そんな特別な体験を提供したいと考えています。ぜひ手に取って、その魅力を味わってみてください。