新たな映像クリエイターを育成するプロジェクト始動
株式会社講談社VRラボが、講談社クリエーターズラボおよびキングレコードと共に新プロジェクト「Film Pitch Boost 2025 by KODANSHA Group」を立ち上げました。このプロジェクトは、未来の映像クリエイターたちの夢を実現するための重要なステップです。
プロジェクトの背景
講談社VRラボは7年以上にわたるVR映画制作の経験を持ち、すでに国際映画祭でも多くの受賞歴があります。この豊富な経験を基に、新しい才能の発掘と支援を目指し、これまでの短編映像企画のコンテストから中長編映像作品の募集へと進化させました。
目的と特徴
「Film Pitch Boost 2025」は、商業的成功の可能性を秘めた映像作品の企画を全国から募ります。映画、アニメーション、イベント用イマーシブ映像、音楽のミュージックビデオなど、ジャンルを問わず応募可能です。特に注目すべきは、収益をクリエイターに還元するエシカルなシステムが構築されることです。これにより、クリエイターが自らの作品に集中し続けることができる環境が整えられます。
応募の流れ
応募者はまず企画書を提出し、書類審査を経て選考に進みます。一次審査を通過した企画は、審査のための交通費や宿泊費が講談社により負担されます。その後、10月18日に行われるピッチオーディションにおいて、選ばれたプロジェクトが審査員の前でプレゼンテーションを行います。受賞者はその場で発表され、その後、プロデューサー陣とのディスカッションを経て、最終的な制作決定がなされます。
賞金と利益
優秀な企画には、最大20万円の賞金が贈られ、さらに受賞した企画は制作費が講談社によって全額負担されるという手厚いサポートがあります。
応募資格
個人、法人、任意団体問わず、年齢や国籍に関わらず誰でも参加できるこのプロジェクトは、多様な才能と視点を集めることを期待しています。特に、監督やプロデューサーだけでなく、アニメーターや脚本家、俳優など、クリエイティブな職種の人々からの応募が歓迎されています。
応募期間と結果発表
募集の期間は2025年6月17日から8月20日までで、選考結果は9月下旬に発表される予定です。さらに、10月のピッチオーディションでは、優秀な作品が発表されるチャンスがあります。
おわりに
商業映像制作に挑戦するこの新たな試みは、才能ある映像クリエイターたちにとって、夢を実現し、成長するための貴重な機会となるでしょう。情熱とアイデアを持ったクリエイターたちの応募を、審査員一同心よりお待ちしております。