VR映画『耳に棲むもの』
2025-11-20 11:26:31

注目のVR映画『耳に棲むもの』がテアトル新宿で初上映!

作品紹介:VR映画『耳に棲むもの』



今年の冬、テアトル新宿にて特別上映会「山村浩二大全 アはアニメーションのア」が行われます。これに併せて、注目のVR映画『耳に棲むもの』が上映されることが決定しました。本作は、著名な小説家・小川洋子氏が原作を手掛け、アカデミー賞ノミネートのアニメーション作家である山村浩二が監督を務めています。彼のデビューから40年にわたる集大成として、63作品が一堂に会する中、特に観客に新たな体験を提供する作品として期待されています。

VR映画とは?



VR上映は、観客が専用のヘッドセットを装着し、360度の映像に没入することで、物語の中に入り込む体験を味わう形式です。この形式は、従来の上映スタイルとは異なり、観客自身が視点や動きで物語を進めることができるため、インタラクティブな要素が強調されています。『耳に棲むもの』も、そんなVRならではの魅力を存分に活かしています。

国際的な評価



『耳に棲むもの』は、2023年のオタワ国際アニメーション映画祭において、VR部門で大賞を獲得しました。また、数多くの国際映画祭で高い評価を得ており、映像表現や物語の深さが称賛されています。この作品はVRというメディアでの新たな可能性を示しており、観客を惹きつける要素が詰まっています。

監督と原作者のコメント



上映に向けて、監督の山村浩二と原作者の小川洋子から、心温まるコメントが寄せられています。

「観客が物語の中心に入り込み、登場人物の一員となる感覚こそ、VRならではの魅力だと思います。さらに、自らの動きや視点によって物語を進めていくインタラクティブな仕掛けが、作品全体に新たな広がりと臨場感をもたらしています。」 – 山村浩二


「自分の鼓膜の奥にある、もう一つの世界をさ迷ってみませんか。そこで待っているのは、過去に出会うはずだった友だち、あるいは、未来の風に消えた音楽。だからどうぞ、そっと手をのばし、耳を澄ませてみて下さい。」 – 小川洋子


作品のあらすじ



物語は、孤独な少年が主人公。彼は毎日土を掘り、見つけた物をクッキー缶に集める日々を送っています。少年の耳には不思議な音楽隊と、仲間の2匹のエビが住んでおり、彼の感情に寄り添い演奏をしてくれます。しかし、成人になった彼は、かつてのように孤独な声を拾い集めることをやめ、補聴器の販売員として働く日々。そんなある日、過去を懐かしむ出来事が彼を再び孤独な声の旅へと導きます。

この物語は、音楽や声、記憶が織りなす美しくも切ない体験を描いています。

上映情報



本作の上映は13歳以上が対象で、入場料金は1,000円。事前予約制となっていますので、興味のある方は早めのチェックをおすすめします!また、『耳に棲むもの』に関する情報は公式サイトや映画館で確認してください。上映期間は2025年12月5日から2週間の限定です。さらに、山村監督に関するインタビューも映画秘宝の1月号に掲載予定なので、そちらもお見逃しなく!

まとめ



『耳に棲むもの』という作品は、全く新しい形の映画体験を提供しています。VRによる視覚と聴覚の感動を、ぜひテアトル新宿で体験してください!


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