KANAMELと日本テレビ、資本業務提携を通じてIPビジネスの拡大にチャレンジ

KANAMELと日本テレビ、資本業務提携を発表

KANAMEL株式会社は、このたび日本テレビホールディングス株式会社との資本業務提携を締結したことを発表しました。この提携は、IPビジネスの拡大や顧客基盤の強化を目的としており、映像制作およびコンサルティング事業を展開するKANAMELにとって重要な一歩となります。

提携の背景

KANAMELは、広告映像や映画、ドラマなど多岐にわたる映像作品において、国内外で多くの賞を受賞しています。クリエイティブ制作力には極めて高い評価が寄せられており、2021年には広告業界の急速な変化に適応するため、中期経営計画の前倒しを実現しました。その結果、株式の非公開化を実行し、さらなる事業成長を目指す姿勢を強化しています。

一方、日本テレビホールディングスは、「コンテンツの価値最大化」を掲げ、オリジナルコンテンツの企画・開発や海外市場でのビジネス拡大に力を入れています。両社が提携することで、KANAMELの高い映像制作力と、日本テレビの強力なコンテンツ開発力が融合し、世界に通用するオリジナルコンテンツの企画と製作が加速すると期待されています。

共同の目的と展望

今回の提携により、KANAMELは制作受託だけでなく、IPビジネス領域にも進出し、競争力のある映像コンテンツを創出することを目指します。日本テレビグループの顧客基盤を活用し、直接取引を拡大させることで、持続的な成長と企業価値の向上を図るとのことです。

日本テレビホールディングスの福田博之社長は、「KANAMELグループとの資本業務提携は、海外ビジネス拡大の大きな一歩」とし、両社の協力によって「世界に通用するコンテンツ製作」を加速させる意向を語りました。また、新たなIPの創出を目指す取り組みも共同で進めていくと述べています。

中江康人CEOも、「この提携はKANAMELグループがグローバルな成長を果たすための重要な施策となる」とし、両社の強みを活かした協業を推進していく決意を表明しました。

企業概要

KANAMEL株式会社と日本テレビホールディングス株式会社は、それぞれの強みやリソースを統合し、今後のビジネス展開に対する戦略を明確にしています。KANAMELは、広告市場でのリーダーシップを保ちながら、エンターテインメントコンテンツでも高い評価を持ち、映画やドラマ制作においても精力的に活動しています。

日本テレビホールディングスは、全国的な視聴者を持ち、様々な分野で影響力を持つメディアグループです。今回の提携を通じて、共にさらなる成長を目指し、映像コンテンツの制作における新たな価値を創出していくことが予想されます。