バラエティ番組「ひとりのDがひとつの店にひと月通う」がギャラクシー賞受賞
2026年5月16日、テレビ東京が放送したバラエティ番組「ひとりのDがひとつの店にひと月通う」が、2026年5月度ギャラクシー賞月間賞を受賞しました。この番組は、東京・墨田区の創業60年を誇る大衆酒場に、1人のディレクターが31日間通い続け、開店から閉店まで密着した記録を映し出しており、その内容が高く評価されました。
番組の内容と評価
「ひとりのDがひとつの店にひと月通う」は、シンプルなコンセプトで展開されます。一人のディレクターが1ヵ月間、特定の居酒屋に通い、その店の雰囲気や人々の関わりを深く掘り下げていくものです。強烈なキャラクターや特別な事件はなく、ただ静かに流れる日常が描かれています。選評では、「終盤には『もっと見ていたい』と感じる余韻があり、心地良い番組だった」との評価を受けました。
ギャラクシー賞は、1963年に設立されたNPO法人放送批評懇談会が、優れた放送内容を顕彰するために設立されたもので、テレビ、ラジオ、CM、報道活動の4部門が対象です。テレビ部門では、毎月選ばれた「月間賞」が、ギャラクシー賞の入賞候補として選定されます。
制作陣の想い
この番組を手がけた古川智ディレクターは、現代の効率主義やタイムパフォーマンスに逆行するという意図で、「ひと月」密着するという新しい試みを行いました。彼は「通常の番組では数分で紹介される街の名店が、長期間にわたってどのように描かれるのかを探求した」とコメントしています。この試みが評価され、ギャラクシー賞という栄えある賞を獲得するに至りました。
31日間にわたる撮影には、ディレクターや放送作家とのリモート会議が毎朝行われ、豊かな人間ドラマを形成する瞬間を捉えるために尽力しました。古川ディレクターは、視聴者にとって「テレビの可能性を実感させる作品」となることを願っています。
番組の特異性と展望
大衆酒場「三祐酒場」は、常連に支えられながら成長し続けてきました。取材期間は年末年始の最も忙しい時期に設定され、270時間の撮影を通して、店主やその家族、常連たちの様々な人間模様が映し出されました。果たして、この番組が描く物語はどのような結末を迎えるのか、その模様を見逃すことはできません。
放送は2026年5月16日で、視聴者は「U-NEXT」を通じてこの作品を楽しむことができます。出演者には、八嶋智人、橋本直(銀シャリ)、本仮屋ユイカ、池田美優らが名を連ね、期待を膨らませています。
この受賞を機に、今後もテレビ東京が持つ独自の視点で、心に響くコンテンツを提供していくことに期待が寄せられます。