初めての舞台に立つ力、初見力とは
丹羽大規氏の新著『初見力 ── 経験ゼロから、最速で動ける人になる』が、ついに9月1日に発売されました。この本では、著者自身が高校まで楽譜を読めなかった経験を持ちながら、東京藝術大学に合格した道のりを紐解きます。信じられないかもしれませんが、丹羽氏は音楽に対する目を持ち、自らの意志で成長を遂げたのです。
初見力を持つことで得られるもの
著者の丹羽氏は、初見力を「初めて見るものにどう向き合うか」と定義し、これは才能ではなく鍛えられる技術だと主張します。日常生活や仕事の中で直面する様々な未知の状況、たとえば異動や転職、新しい案件への取り組みなど、これら全てが初見の場面であり、誰もが経験するものです。
本書では、その技術を具体的に説明し、どのように初見力を培うことができるかを学びます。特に、法人研修の現場で1,000人以上の受講者を見てきた著者が、成功への道のりとして見出した「初見力のフレームワーク」は、非常に有効です。
実践的なエピソード
丹羽氏は多くの研修を通じて、「一を聞いて十に使う人」と「そこで止まる人」の違いに着目しています。単なる知識の蓄積ではなく、それをどのように利用するか、つまり、初見力に優れた人がどのように行動に移すかが重要なのです。
例えば、ある参加者にPMBOKという本を紹介したところ、その受講者は2週間で読み終え、自分のプロジェクトに役立てるために取捨選択して現場で実践を始めていました。このような実体験は、初見を乗り越える力を示しています。
技術の要素分解
本書には、「初見力の方程式」や独自の「ノックアウト要件」といったコンセプトを含め、初見力を構造的に分解し示しています。これは、未知に対する不安を和らげるための技術です。
著者は理論の解説にとどまらず、実践ケースや30日プログラムを収録しており、その成り行きを通じて、読者は「やったことがない」を機会に変える力を得るでしょう。
これからの時代に必要な力
変化が常態化した現代において、初見力がなければ、新たに直面する問題を乗り越えることは難しいでしょう。本書は、あなたが人生や仕事の舞台で自信を持って踏み出せるようにサポートする一冊です。
著者について
著者の丹羽大規氏は、東京藝術大学声楽科卒、さらに一橋大学大学院でMBAを取得。事業では人材育成や組織開発を手掛けており、官公庁や上場企業の研修も数多く担当しています。その経験を元に言語化された「初見力」は、同じような挑戦に直面するすべての人々に希望と指針を提供するものです。
今後、彼の新たな著作『初見力を、組織に。 ── AIに代替されない