福岡が熊本に勝利を収め開幕戦を飾る
2025年11月15日、北九州で行われたB.LEAGUE 2025-26シーズンの初戦で、ライジングゼファーフクオカが熊本ヴォルターズを相手に78-72の勝利を収めました。この試合は、九州ダービーとも言われる両チームの熱戦が展開され、多くのファンで埋め尽くされた会場内はその熱気に包まれていました。
前半:エース青木がリードを奪う
試合は開始早々から両チームが得点を奪い合う展開となりました。福岡の選手#8青木が3ポイントシュートを2本決め、先手を取ります。一方、熊本も#88エチェニケのインサイドプレーで反撃し、ゲームは目まぐるしい攻防戦に。青木は第1クォーターだけで3本目の3ポイントを決め、福岡に流れを引き寄せます。
福岡は、その後ゾーンディフェンスを敷き、熊本の攻撃のリズムを崩すことに成功しました。その結果、#5リードや#34アギラールが得点を重ね、リードを保ちます。ところが、熊本も攻守の強度を上げ、外角からのシュートや速攻で追い上げてきます。福岡はファウルが続く苦しい局面も迎えましたが、#24バーレルがインサイドで奮闘し、前半を8点リードで終えることに成功しました。
後半:逆転劇を制す
後半に入ると、前半に14得点を挙げた青木が好調を維持し、得点を重ねます。しかしながら、福岡はチームファウルが早々に5つに達し、流れが崩れ始めます。この状況を受け、熊本はフリースローの機会を得て積極的に攻撃。第3クォーターが終了する直前に逆転を許す厳しい展開となります。
運命の第4クォーターで、熊本に連続得点を許し、リードを広げられる中で、#23村上のスティールが試合の流れを変えました。その後のフリースローを確実に決め、続けて速攻も決めると、青木のジャンプショットで再びリードを奪取。アギラールの3ポイントシュートも決まり、福岡は再び勢いを取り戻します。熊本も粘り強いオフェンスで食らいつきますが、試合残り32秒にバーレルが決定的なバスケットカウントを決め、福岡が最後までリードを守り抜きました。
コーチと選手たちのコメント
試合後、福島HCは「非常に良い試合だった」と振り返り、特に前半のオフェンスリズムと後半の熊本のペースについて言及しました。また、選手たちの個々の貢献と、ホームゲームでの強みを発揮できたことに感謝を表明しました。
村上選手もチームの目標である平均入場者数4000人について言及し、地域との連携による盛り上がりを語ります。「挑戦者の気持ちで次の試合に臨みたい」と力強く締めくくりました。
今後の展望
福岡はこの勝利を基に、さらなる連勝を目指します。今後、熊本との再戦も控えており、双方の戦術とエネルギーのぶつかり合いが期待されます。ファンの期待を背に、ライジングゼファーポートに向けて進む彼らの活躍から目が離せません。