親子で勝ち取った栄光!チェルシーフラワーショー2025の感動
2025年5月20日から24日、イギリス・ロンドンの高級住宅街チェルシーで行われた『チェルシーフラワーショー2025』において、日本の庭園デザイナー、石原和幸(いしはら・かずゆき)氏が再びその名を轟かせました。石原氏はショーガーデン部門に出展した作品『Cha No Niwa – Japanese Tea Garden』で、栄誉ある
ゴールドメダルを獲得し、さらに
ベストガーデンにも選ばれました。
そして、もう一つの快挙として、彼の息子である庭師・建築家の石原潤(いしはら・じゅん)氏が、コンテナガーデン部門に出展した作品『Secret Base – The Another Green Room garden』で
シルバーギルドを受賞し、親子ダブルでの受賞という素晴らしい結果を残しました。
実績を積み重ねてきた父・石原和幸
石原和幸氏は、1980年代からの活躍を経て、今日に至るまでに数多くの受賞歴を誇ります。彼は2004年からこのショーに出展しており、2025年の今回で17回連続受賞、通算13個目のゴールドメダル獲得となりました。彼は、英国王立園芸協会(RHS)主催のこの由緒ある国際ガーデンショーで、常に革新的なデザインと独自の感性で評価され続けてきました。
特に、石原氏の作品はその美しさだけでなく、新たな視点で庭の可能性を広げる試みが評判を呼んでいます。彼の庭は、苔を使った独特の世界観を持ち、訪れる人々に深い感動を与え続けています。
ベストガーデン選出の意義
『Cha No Niwa – Japanese Tea Garden』は、その名の通り、日本の茶庭をモチーフにした作品です。静けさと和の心を感じさせるデザインで、来場者に安らぎを提供します。コンセプトに込められた「日本の庭文化を世界に広めたい」という思いが、ジャッジにも響いたのか、見事にベストガーデンの栄冠を勝ち取ったのです。
若手デザイナー・石原潤の誕生
一方、石原潤氏は今回の出展が初めてとは思えないほど、自信に満ちた作品を披露しました。コンテナガーデン部門では、『Secret Base – The Another Green Room garden』が評価され、シルバーギルドを受賞しました。これが彼のデザインキャリアのスタートを切る素晴らしい機会となりました。
潤氏は「父の背中を追いかけて、庭づくりを学んできた。彼が培った技術と精神を受け継いで、今後も多くの人々に新しい驚きを提供していきたい」と語ります。
優れた受賞者たちの今後
2人の受賞者は、今後の活動にも意欲を見せつつ、「日本の庭園文化を世界に届けたい」と力強くアピールしています。また、国際的な舞台で得た経験を糧に、さらなる作品の創造を目指します。彼らの作品が、今後も多くの人々に愛されることを期待せざるを得ません。
「チェルシーフラワーショー」は毎年5月に開催され、150年以上の歴史を持つ権威ある国際イベントであり、15万人以上もの来場者が集まります。石原和幸氏がその歴史の中で受賞を重ねてきたことは、まさに日本の庭園デザインの代表者とも言える存在です。
まとめ
この度の栄光は、石原親子にとって特別な意味を持つものであり、観覧者にとっても希望と感動を与えるものでした。今後の彼らの活動に、ますます目が離せません。