新卒向け「推し活採用」の新たな可能性
株式会社マーキュリーは、独自の選考手法「推し活採用」を導入し、多様性を重視した採用プロセスを展開しています。これにより、内定承諾率が約4倍に増加したことが明らかになりました。
「推し活採用」とは?
「推し活採用」は、従来の書類選考や自己PRとは異なり、応募者が自分の「推し」について自由に語ることを重視する新たな面接スタイルです。これにより、学生たちはよりリラックスした環境で自分の個性を表現できます。特に、就職活動において「自己PR」や「ガクチカ」といった枠にとらわれず、等身大の自分を見せられる場を提供することが目的です。
成果と影響
この新しい試みは、2026年卒の公募において前年度比62.5%の応募者数増を記録しました。応募者数が376名から611名に伸びたことからも、多くの学生の関心を引いたことが伺えます。参加者からは「自分らしさを出せた」との声があり、推し活採用を通じてマーキュリーを知ったとの意見も寄せられています。
さらに、説明会参加後の選考予約率は、「推し活採用」が92.5%だったのに対し、通常選考は75.7%にとどまり、選考の進行においても意欲的に参加する学生が増加しました。
内定承諾率も、通常選考のわずか15.8%に対し、推し活選考後は61.5%と顕著な伸びを見せています。これにより、学生の意思決定においても納得感のある選考が実現されていることが分かりました。
採用担当者の評価
推し活面接を担当した採用メンバーの91.7%が「学生の人物像を深く理解できた」と回答し、選考の質が向上したことも評価されています。採用担当者が全員「自社らしさを伝えられた」と回答し、学生にとっても企業の魅力を理解する良い機会になったことが伺えます。
参加者の声
参加学生からは、「リラックスした状態で自己PRができた」「思った以上に楽しめた」といった好意的な意見が多く寄せられ、推し活採用の利点が明確になっています。
他の成果
男女比においてもバランスが取れ、推し活面接希望者には男女とも均等に参加がありました。多様な推しのジャンル(スポーツ、アイドル、アニメ、ゲームなど)を持つ学生が多く、特にスポーツに関心を持つ参加者が多数を占めました。
今後の展望
マーキュリーは、「推し活採用」を2027年卒採用でも継続する予定であり、より多くの若者の可能性を引き出すことを目指しています。また、多様な人材が活躍できる環境を整えながら、社会におけるリーダーシップを育む方針を貫いています。
今後も、採用の在り方を見直し、学生に寄り添いながら、彼らの可能性を拡大する施策を進めていくことでしょう。
このように、「推し活採用」は新卒採用の未来に大きな影響を及ぼしています。マーキュリーの取り組みは、他の企業にも新たな採用スタイルを模索するきっかけを与えることでしょう。