イタリア料理の奥深さを知る『永久保存版イタリア料理手帖』の魅力
イタリア料理の魅力を十分に味わうためには、単に食べるだけでは物足りないかもしれません。新刊『永久保存版イタリア料理手帖』が、11月13日に発売されることになりました。この本は、イタリアの多様な料理文化を深く理解し、楽しむためのガイドとして最適です。
概要と内容
本書は著者の池田愛美と池田匡克が編集・執筆したもので、イタリア料理の知識を新書サイズに凝縮した一冊です。イタリアは20州から構成され、各地域に独自の料理文化があります。本書では、その豊かな地方性を掘り下げ、イタリア料理の世界に一歩踏み込んだうんちくを紹介します。
一皿解説 〜 一皿一皿の魅力を探る
本書は二部構成で、第1部「イタリア料理一皿解説」では、イタリア料理の各カテゴリーに分けて、前菜からドルチェまで詳しく解説しています。写真付きで紹介される料理の中には、スパゲッティ・ディスペラーティ(絶望のスパゲッティ)や、ビスコッティ・ディ・マンドルラ(アーモンドのビスコッティ)など、州ごとの特徴がよく表れた料理が並びます。
特に印象的なのは、各料理に関する興味深いエピソードやレシピの背景です。食材や調理法についての深い理解を持つことで、私たちの食体験がますます豊かになることでしょう。
素材と特徴 〜 食材を知ることで広がる食の楽しみ
第2部では、イタリア料理の基本となる食材やその特性について詳しく触れています。パスタやチーズ、オリーブオイルなど、多岐にわたる食材の詳細な解説がなされており、それぞれの特徴や調理に適した使用法も記載されています。
特にイタリア原産の食材としてのDOP(原産地呼称保護)や、ワインに関してはDOCG、DOC、IGTといった詳細な情報も盛り込まれており、食の楽しみが一層広がります。また、写真はイタリアで実際に撮影されたものが多く、本物の魅力が伝わります。
料理辞典としても便利
本書の良い点は、日本語とイタリア語が併記されているところです。最初はポピュラーな料理から始まり、巻末にはアルファベット順や五十音順の索引があり、辞書としても使える便利さを兼ね備えています。これにより、イタリアを訪れた際や国内のリストランテを巡る際にも役立つこと間違いなしです。
著者の背景
著者の池田愛美と池田匡克は、1998年からイタリアにて料理の取材や執筆を行ってきた経験を持つ専門家です。イタリア料理だけでなく、文化や旅についての深い知見をもとにした本書は、きっと読者に新たな発見をもたらすことでしょう。
まとめ
『永久保存版イタリア料理手帖』は、イタリア料理を深く知りたい方にとって、必読の書です。料理の楽しみが広がり、食の旅をより充実させるための心強いパートナーとなるでしょう。ぜひ手に取って、奥深いイタリア料理の世界へと踏み出してみてはいかがでしょうか。
■ 書籍情報
- - 発売日:2025年11月13日(木)
- - 定価:1,650円(税込)
- - 仕様:B6変型判/208ページ
- - 発行者:株式会社世界文化社
(詳細リンク:
世界文化社)
本書一冊で、イタリア料理の美味しさを、新たな切り口から味わってみてください。