坂東玉三郎＆尾上菊五郎が織りなす美しき歌舞伎の世界、J:COM STREAM配信開始

新たな歌舞伎の視聴体験、J:COM STREAMで始動

2025年6月1日（日）、J:COMの動画配信サービス「J:COM STREAM」にて、シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』とグランドシネマ『日本橋』が新たに加わります。これにより、多様な歌舞伎コンテンツが楽しめる魅力的なラインアップが完成しました。

シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』について

『京鹿子娘二人道成寺』は2007年に制作された71分の作品で、二人の白拍子花子が舞う美の世界を描いています。この物語は、紀州の道成寺での釣鐘の供養を題材にしています。恋人安珍を求めて、大蛇となった清姫が道成寺の釣鐘を焼き滅ぼしたという伝説があり、その怨霊が花子の姿を借りて現れます。

物語は、白拍子花子が道成寺に現れ、鐘を拝むために舞を舞う条件を求められるところから始まります。しかし、彼女は実は清姫の化身であり、釣鐘に対する恨みを秘めています。美しい舞の背後には、切ない運命と複雑な感情が絡み合う深いストーリーが展開されます。

グランドシネマ『日本橋』の魅力

さらに、グランドシネマ『日本橋』は2014年に制作された147分の作品で、名妓たちのドラマと人間模様が描かれています。大正時代の日本橋に生きる二人の妓、稲葉家のお孝と瀧の家の清葉の物語が中心に展開され、葛木晋三との複雑な関係に引き込まれます。

この作品では、清葉が持つ内面的な葛藤と、彼女に魅かれた葛木の切なさが丁寧に描かれており、観客は時代背景と共に彼らの幸せを願うことでしょう。物語は次第に悲劇の結末へと向かっていくため、心に響く展開が待っています。

配信情報と今後のラインアップ

これら2作品は、2025年6月1日から視聴可能となり、さらにJ:COM STREAMでは、7月からもシネマ歌舞伎特別篇『幽玄』や、シネマ歌舞伎『ふるあめりかに袖はぬらさじ』など、計4作品が順次配信される予定です。シネマ歌舞伎の魅力を堪能しつつ、新たな映像体験をお楽しみください。

J:COM STREAMの魅力

「J:COM STREAM」は、アニメや映画、国内外ドラマなど多岐にわたるコンテンツを提供しています。また、視聴するには最新のTVチューナーへの交換が必要ですので、気になる方は詳細をチェックしてみてください。独自の上映作品が豊富に揃い、シネマ歌舞伎の美しい映像と共に新たな楽しみが待っています。ぜひこの夏、J:COM STREAMで歌舞伎の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。