藤原新也の新作『メメント・ヴィータ』が登場
40年の時を経て、藤原新也の最新著作『メメント・ヴィータ〈生を想え〉』がついに発売されます。この作品は、数々の「死の風景」に影響を受けた思考が詰まった力作で、現代社会を生き抜くための哲学的な視点を提供します。彼が「死を想え」というテーマから「生を想え」という新しいテーマに意識をシフトした経緯を辿ることができる一冊です。
環境と社会の問題に直面する現代
本書には、アメリカの9.11や日本の東日本大震災、新型コロナウイルスの影響、さらにはウクライナやパレスチナにおける戦争等、多岐にわたる社会問題や環境問題が綴られています。このような混沌とした崩壊時代を生きる私たちにとって、藤原氏の言葉は心に響くメッセージを送ります。
34の章で構成された内容
『メメント・ヴィータ』は、全34章で構成されています。具体的には、3.11以降やコロナ問題、社会の事情に焦点を当てた章から、若者や世代間の意識の違い、そして時事的な事件についても言及しています。これらの内容は、著者の深い洞察力に裏打ちされたものであり、読者はこの作品を通じて私たちが直面する問題を再認識し、共存の重要性を考えさせられるでしょう。
サイン会の開催
また、藤原新也の新作発売を記念して、特別なサイン会が開催されることが決定しました。サイン会は以下の3つの都市で行われます。
- - 東京: 2025年5月25日(日)大盛堂書店
- - 大阪: 2025年5月31日(土)ジュンク堂書店大阪本店
- - 福岡: 2025年6月1日(日)丸善博多店
イベントの詳細は2025年4月25日(火)正午時点で発表される予定です。ファンにとっては、直接著者と触れ合えるまたとないチャンスです。ぜひ、詳細をチェックして参加しましょう。
著者プロフィール
藤原新也は、1944年に福岡県で生まれた著名な写真家・文筆家です。彼の代表作『メメント・モリ』は、世代を超えて愛される名著として知られています。東京藝術大学で学び、その後アジア各地を旅しながら多彩な表現を追求してきました。これまでに受賞した賞も多く、彼の活動は写真、文筆、絵画と多岐にわたります。『メメント・ヴィータ』は、そうしたキャリアの集大成ともいえる重要な作品ではないでしょうか。
藤原新也が現代社会に向けたメッセージを込めた『メメント・ヴィータ』。私たちが今何を考え、どう行動すべきかを問いかける重要な一冊として、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。