第37回池袋演劇祭、前年比34％増の動員数を達成し盛況のうちに終了！

第37回池袋演劇祭が無事に終了！

2025年10月28日、あうるすぽっとで行われた表彰式をもって、第37回池袋演劇祭が幕を下ろしました。今年の演劇祭は、昨年に比べて34％も動員数を増加させ、総勢20,704名が観劇に訪れました。参加団体は昨年より7団体増の40団体で、さらには、審査員の採点により各賞も決定。

地域密着型の演劇祭

池袋演劇祭は1989年から続いており、地域密着型で演劇文化を育むことを目指しています。豊島区内の13会場で、役者やスタッフが熱意を持って公演を行い、地域の方々との繋がりを大切にしています。今年も若い演劇人の育成を目指し、中高生や未就学児向けの特別企画が盛りだくさんでした。この取り組みは、「まち全体が舞台」という理念のもと、誰もが主役になれる環境作りを目指しています。

表彰式のハイライト

表彰式では、今祭の大賞が豊島区を拠点とする演劇団体ラビット番長の「成り果て」に決定しました。彼らはこれまでにも多数の賞を受賞しており、今回は8年ぶりの大賞受賞を果たしました。他にも、初参加のTHEATER MOMENTSとチーム・クレセントがそれぞれ優秀賞を受賞しました。

受賞作品の紹介

- ラビット番長「成り果て」：数々の賞を受賞してきた実力派集団の作品で、観客の心を掴みました。
- THEATER MOMENTS「遺すモノ～楢山節考より～」：海外公演も行い、多言語対応で広い観客に向けた演出が光りました。
- チーム・クレセント「わたしのこえがきこえますか」：ろう者をテーマにした作品が感動を呼びました。

未来を見据えた取り組み

今年の演劇祭では、小中学生を対象にした舞台創造プロジェクトや、未就学児入場可能な公演など、見逃せない企画が実施されました。特に、親子で楽しめる「楽器作りワークショップ」の導入により、観客層の拡大に成功しました。また、交流の場としての意見交換会も行われ、今後の演劇界の持続可能性について様々な視点から議論されました。

演劇界の未来を共に育てる

特に学生団体もプロと同じ土俵で勝負し、彼らの素晴らしいパフォーマンスは多くの拍手を浴びました。来年の第38回池袋演劇祭に向けて、さらに多様なプログラムを用意し、演劇を通じて地域社会への貢献を強化していく方針です。

まとめ

今年も多くの方々に支えられ、無事に第37回池袋演劇祭は成功を収めました。演劇という芸術を通じて、地域の皆さんと共に未来を創っていくこのイベントは、今後も成長を続けていくことでしょう。公式YouTubeでは表彰式の様子がアーカイブとして配信されていますので、ぜひご覧ください。

来年の演劇祭もどうぞお楽しみに！