映画『長崎―閃光の影で―』実現
2025-04-25 07:34:59

ジャパネットホールディングスが映画『長崎―閃光の影で―』へ初出資!

ジャパネットホールディングスが映画『長崎―閃光の影で―』に初出資



株式会社ジャパネットホールディングスが、映画『長崎―閃光の影で―』に初めて出資することを発表しました。この映画は、1945年の長崎を舞台に、原爆投下後の混乱の中で命がけで被爆者を救護する若い看護学生たちの姿を描いています。映画は2024年7月25日から長崎で先行公開され、8月1日からは全国で上映される予定です。

映画の概要



物語は、空襲による休校中に長崎に戻ってきた看護学生、スミ、アツ子、ミサヲの三人が中心です。1945年8月9日、彼女たちの大切な日常が原爆投下によって一変します。目の前に広がる地獄絵図の中で、彼女たちは未熟ながら看護学生としての使命を全うしようと奮闘します。この映画は、原爆被害に関する日本赤十字社の看護婦の手記を基にした脚本が特徴です。それにより、戦争の悲惨さと平和への願いがリアルに描かれています。

重要なメッセージが込められたこの作品は、2024年のノーベル平和賞受賞を経て迎える2025年、戦後80年の節目に、多くの人々にその思いを伝えたいと考えられています。戦争経験者が少なくなっている今だからこそ、後世へ語り継ぐべき物語に仕上がっています。

福山雅治の楽曲「クスノキ」が主題歌



映画の主題歌には、長崎出身の福山雅治が担当した「クスノキ」が起用されています。この曲は、2014年に発表された楽曲を新しくアレンジしたもので、看護学生役の菊池日菜子、小野花梨、川床明日香の三人が歌唱します。福山は、被爆クスノキの存在を未来へつなぐ活動にも取り組んでおり、その思いが切実に響く楽曲となっています。福山曰く、映画では多くの命が失われますが、「魂は奪われない」というメッセージが、彼女たちの歌声によって伝わることを願っています。

ジャパネットの出資への思い



出資に至った経緯について、ジャパネットホールディングスの代表取締役社長、髙田旭人氏は「長崎の原爆を描いた映画が少ないことを知り、長崎を地元とする企業としてこの作品の普及に貢献したい」と語っています。また、長崎スタジアムシティでのイベントを通じて、多くの人にこの作品を見てもらいたいと考えています。

特別前売券の販売



長崎スタジアムシティの公式アプリでは、本作の特別前売券が特別価格1,200円で購入できるキャンペーンが行われます。一般前売りは1,600円ですが、限定ムビチケの購入者には、映画の絵柄と鑑賞記録がセットになった「ムビチケデジタルカード」がプレゼントされます。

映画『長崎―閃光の影で―』は、ただのフィクションではなく、私たちが忘れかけている歴史を見つめ直し、命の尊さを再認識させてくれる作品です。多くの方々に見ていただきたい映画となっています。ぜひご期待ください。


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