高齢者の入退院を支える『入退院サポートガイド』2025年版が発行

高齢者の入退院を支援する『入退院サポートガイド』2025年版

株式会社あいらいふ（東京都新宿区）は、2025年5月29日（木）に『入退院サポートガイド』の2025年版を発行することを発表しました。このガイドは、高齢者の患者さんが入院から退院後の生活までをスムーズに過ごせるように、医療ソーシャルワーカーや看護師などの支援担当者に向けて作られたものです。

ガイドの内容と目的

『入退院サポートガイド』は、高齢患者さんやその家族が直面する様々な問題について詳しく解説しています。具体的には、病院での過ごし方、入退院支援に関する手続き、介護保険や地域包括ケアシステム、また高額医療費や介護サービスに関するお金の情報などがまとめられています。これにより、患者さんとその家族が退院後の生活を安心して行えるようにするのが目的です。

2024年にリニューアルされたこのガイドは、もともと2016年から発行されていた『退院ハンドブック』シリーズを基にしています。2025年版では用語集が追加されたり、レイアウトデザインが一新されたりすることで、さらに情報を分かりやすく、読みやすくする工夫が施されています。

高齢者の入院後の問題

高齢者が入院した場合、退院後の生活が一変することも少なくありません。多くの人が自宅に戻れずに療養型の病院や介護施設に転院することになります。また、自宅に戻れた場合でも、医療的ケア、介護、リハビリが必要になることが多く、訪問看護や介護サービスが利用されることもあります。

入院時は一般的に急性期の病院に入院し、2週間以内に退院や転院が求められるケースが多いため、医療や介護の必要がある場合は短期間で新しい生活環境を整える必要があります。このように、一人一人の生活状況や身体の状態は異なり、受けられるサービスや入居できる施設も様々です。そのため、このガイドを通じて必要な情報を得ることが、満足した退院後の生活へとつながります。

あいらいふの取り組み

あいらいふは、20年以上にわたり高齢者向けのサービスを提供しており、月間1,200件以上のご相談を受けています。特に、「短期間で施設を探しているが見つからない」といった病院の入退院支援担当者からの相談が多く寄せられています。『入退院サポートガイド』を活用することで、担当者の業務効率化にもつながることが期待されます。