長崎の秘めた魅力
2025-08-04 11:54:49

新たな視点で長崎の魅力を掘り下げた『すごい長崎日本を創った「辺境」の秘密』

長崎の魅力が新たに蘇る中、著者の下妻みどり氏が手掛けた書籍『すごい長崎日本を創った「辺境」の秘密』が、地元の書店で絶佳評を得ており、なんと発売からわずか半年で4刷が実現されました。この作品は、ちゃんぽんやカステラなどの郷土料理だけでなく、長崎の奥深い歴史や文化を掘り起こすことで、多くの人々に知られざる魅力を伝えています。

特にこの本は、長崎市の「長崎創生プロジェクト事業」に認定された初の一般書籍としても注目を浴びています。これまで同事業は大型イベントやメディアキャンペーンが中心だったため、一般書籍が認定されることは非常に珍しいのです。下妻氏による執筆は、長崎の歴史を「誕生から令和6年のスタジアムシティ開業」までひとつの流れとして捉え、深く解説しています。この視点をもって、本書を読み解くことで、なんと長崎が持つ新たな価値や、地域のシビック・プライドが育まれることにも繋がると期待されています。

また、下妻氏は今後、『すごい長崎』を元にしたさまざまな活動を展開する予定です。講座やフィールドワーク、さらにはZINEの制作などを通じて長崎の魅力を外に広め評価を高めていきたいという抱負を語っています。

過去一年間で公開された長崎を舞台にした作品も数多く、世界遺産の軍艦島を描いた『海に眠るダイヤモンド』や、主演にオダギリジョーと松たか子を迎えた『夏の砂の上』など、多岐にわたります。これらの作品においても、長崎の歴史や文化の影響が色濃く表れており、そんな中で『すごい長崎』を読むことにより、物語がより一層深いものに感じられるでしょう。

さらに、2023年は戦後80年という節目の年であり、長崎では「被爆80年」を迎えています。昨年、ノーベル平和賞の受賞を果たした日本被団協が、1956年に長崎で設立されたこともこの年の意義を深めています。本書では、原爆投下に至る歴史やその後の復興、住民の意識の変化についても丁寧に博してください。

本書を通して、長崎の町とその歴史が語るものに耳を傾ければ、恐らく思いがけない知恵を発見する場面に出会えることでしょう。著者の下妻氏は、発売以来読者からの反響も受けており、旅行者や長崎を知る人々に新たな発見を提供していることが実感できるとのことです。

下妻みどり氏は、1970年に生まれ、熊本大学で民俗学を専攻した作家です。彼女の長崎に関するエッセイやイラストにとどまらず、さまざまなメディアで活躍してきました。また、長崎くんちのコッコデショを取材し、優秀賞を受賞した実績もあるなど、多角的な視野を持つ著者です。彼女の今後の作品や活動に期待が寄せられます。

【書籍情報】
  • - タイトル: すごい長崎日本を創った「辺境」の秘密
  • - 著者: 下妻みどり
  • - 発売日: 1月29日
  • - 定価: 1,980円(税込)
  • - ISBN: 978-4-10-356051-7
  • - 詳細リンク: 作品リンク


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