映画祭リーダー集結
2025-02-17 14:45:29

映像の未来を考える!映画祭リーダーが集結したカンファレンス

映像の未来を考える!映画祭リーダーが集結したカンファレンス



2024年11月、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」は、静岡県島田市で「映像未来会議」を開催しました。本イベントは、日本の文化資源を広め、理解を深める目的で行われました。映画祭リーダーたちが一堂に会し、地域観光や映像制作、視聴体験をテーマに議論を交わしました。

映画祭リーダーたちの参加



このカンファレンスには、世界各国から著名な映画祭のリーダーが集まりました。バリ国際短編映画祭のプログラム・ディレクター、フランシスカ・プリハディ氏や、リオデジャネイロ国際短編映画祭のアイルトン・フランコ・ジュニア氏など、豪華な顔ぶれが揃い、映画祭における持続可能性や未来について活発な意見交換が行われました。

映画祭の持続可能性について



パネルディスカッションでは、まず「映画祭の持続可能な取り組み」について話し合われました。特に、移動や見込み客の多様性が持続可能性を脅かす要因となることが指摘され、参加者からはデジタル化や地元との連携の重要性が強調されました。たとえば、タンペレ映画祭のユッカ=ペッカ・ラークソ氏は、持続可能性を考える中で「映画祭をやめるのが一番の解決策」と冗談交じりに述べ、参加者の笑いを誘いました。

一方、持続可能性を意識した活動として、地元業者と協力した取り組みやリサイクル活動が取り上げられ、藤岡朝子氏がその重要性を語りました。「映画祭は観客との距離を縮めるためにも、地元のイベントとの連携が不可欠です」と述べています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性



続いて、「映画祭のデジタルトランスフォーメーション」のテーマで、テクノロジーの活用について議論が交わされました。QRコードを用いた観客投票や電子チケットなど、次世代の技術が映画祭にもたらす影響が議論される一方、その管理の複雑さや技術へのアクセスの差なども指摘されました。特に藤岡氏は「デジタル化が進む中で、映画館がどのように変化していくのかが重要です」と話しました。

新たな技術と生成AIの活用



新技術や生成AIの利用についても活発に意見が交わされました。プレブル氏は「今までのAI生成作品の中で本当に優れたものは見かけることがなかった」とし、映画が持つメッセージの重要性を強調しました。映画制作における新しいアイデアや表現手法の必要性についても多くの共感が得られました。

映画祭の未来について



最後に、映画祭の未来についての認識を共有しました。ストリーミング時代でも映画祭は必要不可欠な存在であり、映画の独自性や観客とのつながりがより強調されることが期待されます。新しい制作手法を探求し、互いに影響を与え合うことで、映画の未来は明るいと強調されました。

アーカイブビデオの配信



このすべてのディスカッション内容は、SSFF & ASIAのYouTubeチャンネルでも視聴可能です。映画の未来に興味がある方はぜひご覧ください。

こちらからアーカイブビデオを視聴できます。

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ショートショート フィルムフェスティバル & アジアについて
1999年、俳優の別所哲也が新しい映像ジャンルとして「ショートフィルム」を日本に紹介したことをきっかけに設立されました。2004年には米国アカデミー賞公認の映画祭に認定され、国際短編映画祭として地位を確立しました。以降、若手クリエイターを支援し続けています。公式サイトでさらなる情報を確認できます。

公式ウェブサイトはこちら。


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