料理を通じて脳を活性化する新しい提案!
高齢者の健康を支えるために、料理が果たす役割に注目が集まっています。特に、東京都品川区の「なないろクッキングスタジオ」と、東北大学の川島隆太教授がタッグを組んだ新しいプロジェクト『70歳からの健康脳活クッキング』が注目されています。この本は、6697向けに設計された脳活手法を紹介し、楽しく料理をしながら脳を刺激する内容となっています。
料理は脳を活かす活動
「料理は脳活」という言葉を聞くと疑問に思う方も少なくありません。しかし、実際のところ料理をする過程には、献立を考え、食材を切り、調理し、盛りつけるといった一連の流れが含まれています。この過程が脳の「前頭前野」を活性化することが研究で明らかになっています。「何を作るか?」や「どう盛りつけるか?」といった考えを巡らせることで、脳を使ったトレーニングになるのです。
本書『70歳からの健康脳活クッキング』では、自宅でも実践しやすいレシピを多数掲載しています。料理特化型のデイサービスで実践されている脳活メソッドを学ぶことで、家庭でも親子や家族での楽しい時間が生まれます。
なないろクッキングスタジオの取り組み
「なないろクッキングスタジオ」は、東京都内4か所で運営される料理特化型デイサービスです。プロのシェフからの指導を受けながら、本格的な料理を作ることができるでしょう。「できた!」「やれた!」「もっとやりたい!」という達成感を味わうことで、心身の活性化にもつながります。
本書に掲載されているのは、実際にスタジオで使われてきた人気レシピの数々です。これらのレシピは、できるだけ包丁を使い、手間をかける工程を残し、体と脳を共に活用できるように設計されています。加えて各手順には「脳活ポイント」が付いており、注意すべき点やその理由をわかりやすく解説しています。
科学的な裏づけを持つ脳活
本書の監修は、脳機能の研究において名高い川島隆太教授が担当しています。大阪ガスとの共同研究では、調理中の脳血流の変化が観察され、料理の各工程が前頭前野を活性化することが確認されました。この知見により、日常生活の中で自然に脳を鍛える方法が示されたのです。
料理をすることは、特別なトレーニングをすることなく脳を使う機会を提供します。前頭前野は、記憶や判断、意欲を司る部位であり、20代以降徐々に機能が低下していくため、意識的に活性化を図ることが重要です。
誰もが楽しめる脳活レシピ
本書には、幅広いジャンルのレシピが収められています。肉料理や魚料理、卵料理、デザートまで様々なレシピを取り揃え、材料のエネルギー量や塩分、たんぱく質量も明記されています。「危ないからやめて」という取り上げ方ではなく、それぞれの家族に合った役割を見つけることで、誰もが料理を楽しめるような工夫が満載です。
料理を通じて高齢者の自尊心を高める
料理を通じて、誰かのために食事を作り、その反応を楽しむことは、自己肯定感を高めたり、さらなる意欲を引き出します。「おいしい」「ありがとう」と言われることで、多くの高齢者が自信をつけ、新たな挑戦をしたいと思うのです。
まとめ
『70歳からの健康脳活クッキング』は、料理を通じて脳を活性化する新しいアプローチを提案する一冊です。家族みんなで楽しむ料理が、さまざまなメリットをもたらすことが期待できます。高齢者が自分らしい生活を送るためにも、この本を手に取ってみてはいかがでしょうか。