新たなCCO就任!田頭真理子氏が多様なコミュニティを育成する意義
一般社団法人El Sistema Connectは、2023年に新たにCCO(Chief Community Officer)のポジションを設け、写真家の田頭真理子氏が就任しました。田頭氏は、これまで『ホワイトハンドコーラスNIPPON』の活動を推進し、子どもたちや多様なバックグラウンドを持つ大人たちの成長を支えてきました。
CCOの役割の重要性
新しいCCOとしての役割は、関与するメンバーだけでなく、保護者やスタッフ、サポーターたちの貢献をしっかりと評価し、団体の活動にどのように関与しているかを確認することです。このように、団体が成り立つための「縁の下の力持ち」をしっかりと光に当てることで、外部に向けてその重要性をアピールしていきます。
これまでの取り組み
田頭氏は就任後以下のような取り組みを進めています。
1. 子どもたちと共にビジョン・ミッション・バリューを確認するための意見交換の場を増設。
2. 保護者同士が協力するための部活動(レッスンヘルプ室、発信戦略室、公演準備室など)の設立。
3. 保護者や子どもたちからの提案を一つの事業として実現するための検討。
4. 毎月活動を支援してくださっているマンスリーサポーターとの意見ヒアリングを実施。
今後の目指す方向性
「すぐに成果を出すことにこだわるのではなく、組織内のコミュニケーションを活性化させ、全ての関係者が意見を交わし合える場を作っていく」と田頭氏は語ります。この考え方のもと、互いを尊重し合いながら共に未来をつくるチーム環境を形成することが今後の目の前の目標です。田頭氏は、「CCOとしての活動を通じて、新しい発見や価値観を知ることができた」と語り、この役割を通じてコミュニティの活性化を図る意向を示しています。
CCO就任の背景
田頭氏は、「私の原風景の一つに商店街がある」と振り返り、街の中での人々との触れ合いの大切さを語ります。「ホワイトハンドコーラスNIPPONが、学校帰りの子どもたちが気軽に歌を楽しめる場所になったらいいなと思っています」との想いを抱き、自然に人々が集まるコミュニティづくりを目指しています。
田頭真理子氏のプロフィール
広島県尾道市出身の田頭氏は、写真家として活動し、2019年に「エルシステマ」に共感し、ホワイトハンドコーラスNIPPONの立ち上げに関わりました。現在も様々なプロジェクトに携わりながら子どもたちの未来を支えています。
ホワイトハンドコーラスNIPPONの理念
この団体は、障がいの有無や経済的な背景を問わず、全ての子どもたちが参加できるインクルーシブな合唱団で、誰でも無料で遊びや学ぶことができます。2019年の設立以来、さまざまなプロジェクトを通じて、より平等でインクルーシブな教育環境の実現を目指してきました。
未来への展望
日本では子どもの自殺率が非常に高い中、田頭氏のような情熱を持ったリーダーがいることは非常に貴重です。彼女の感性と行動力は、子どもたちや保護者、応援者の支えになることが期待されており、共に温かい未来のインクルージョンを創造していくことが求められています。ホワイトハンドコーラスNIPPONの取り組みが、今後どのように進展していくのか、注目が集まります。