角幡唯介の新作
2025-12-08 13:57:30

探検家・角幡唯介が語る人生のピーク『43歳頂点論』が重版決定!

探検家・角幡唯介の新著『43歳頂点論』が重版決定



株式会社新潮社は、探検家で作家の角幡唯介による新著『43歳頂点論』の重版を発表しました。発売は2025年11月17日で、これは著者初の人間論として注目を集めています。

人生のピーク、それは体力か経験か



角幡唯介は、20代の頃、年長者の言葉を半ば軽視していました。彼らが「体力の衰えは経験で埋められる」と口にする様子を見て、心の中でその考えを否定していたのです。しかし、40代後半に突入した今、彼はその意見が単なる言い訳ではなく、深い真理を持っていることを理解し始めました。体力と若さに頼り切っていた時期には思いもつかなかった経験を、自身の探検を通じて成し遂げてきたのです。

著書では、40代後半に達成した長期犬橇旅行のエピソードを交えて、人生の頂点とされる年齢について詳しく論じています。人生のどの段階が最も重要なのか、また、それがどのようにその後の人生に影響を及ぼすのかに迫ります。彼は、43歳がその「焦点の年」であると断言しており、この年齢にどのような意味があるかを探求するのです。

43歳で命を落とす名だたる冒険家たち



して、著者はまた、植物探検家や登山家たちが多く43歳で命を落としている現象にも触れています。植村直己、長谷川恒男、星野道夫、河野兵市、谷口けいなど、多くの名高い冒険家たちが同じ年齢で無念の幕を下ろしました。この背後には、加齢に伴う体力の低下と、経験との間に生じるギャップが関係していると角幡は指摘しています。

「43歳の落とし穴」と称するこの領域は、人生の頂点である一方、同時に危険も孕んでいると警鐘を鳴らします。著書は、これらの実例を通じて、どのようにしてこの深淵に陥ることがないように生きるかを解説しています。

50代への期待と新たな発見



著者は、43歳を超えた今、50代を迎えることに対して楽観的なイメージを持っています。「今が人生で一番楽しい」と感じる理由や、ピークを越えたからこそ見える新しい景色についても述べています。これまでの経験はもちろん、年齢を重ねるごとに得た知恵や理解が、さらなる喜びをもたらす要因になっていると感じています。

大阪での刊行記念トークイベント



角幡唯介は、12月11日と13日に大阪でトークイベントを開催することが決定しています。12月11日は、ヒップホップグループ「梅田サイファー」のKZさんと共演し、全ての方が参加可能なオンライン配信も行います。その後、12月13日には冒険研究所書店にて、より深くこのテーマを探求するイベントが催されます。詳細は公式サイトをご覧ください。

まとめ



『43歳頂点論』は、ただの年齢論ではなく、人生の読み解き方、その可能性を広げる一冊です。角幡唯介がたどり着いた独自の視点は、多くの人々にとって新たな気づきを与えてくれることでしょう。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。


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