双葉社文庫パステルNOVELの新刊紹介
株式会社双葉社から、10代向けに特化したライト文芸の新たなレーベル「双葉社文庫パステルNOVEL」が立ち上がりました。2025年4月9日には、その第2弾として2冊の作品が同時発売されます。
『今日、優等生は死にました』
まずご紹介するのは九条蓮氏の著作『今日、優等生は死にました』です。この物語は、優等生という立場を演じ続けてきた主人公が、同級生の不良と出会いをきっかけに本当の自分を取り戻していく青春ラブストーリーです。
あらすじ
外瀬深春という高校生は、友だちや教師に認められるために自らを優等生として装ってきました。しかし、快適に過ごしていた高校生活が一変し、彼は突然いじめの標的になってしまいます。ある日、ボロボロの教科書を手に公園で途方に暮れていると、同じクラスの三上碧人に出会います。彼は「不良」として知られる存在。しかし、彼との交流を深めるうちに、深春は新しい世界を知り、次第に自分の本当の感情に気がついていきます。恋や依存、孤独というテーマを通じて、深春は自分らしさを見つけていくのです。
この本は、感情の揺れ動きが繊細に描かれており、読む者の心に深く響きます。
書籍概要
- - タイトル: 『今日、優等生は死にました』
- - 発売日: 2025年4月9日
- - 価格: 748円(本体680円)
- - 著者: 九州蓮
- - 特設ページ: こちら
九州蓮氏のコメント
「この作品は、自信満々に生きようとする金髪イケメンを後ろから見つめる優等生の視点を描いたものです。現状に悩む皆さんに、新たな視点を提供できたらと思っています。」
『色を忘れた世界で、君と明日を描いて』
次に紹介したいのは、和泉あや氏の『色を忘れた世界で、君と明日を描いて』です。この作品は、同じ日が繰り返されることで過去の後悔や自分自身と向き合うことを描いた「青春リライト」物語です。
あらすじ
本作の主人公、森沢和奏は自分の意見を伝えることに臆病になってしまった高校生です。彼女の幼馴染である佐野翔梧とは、心を通わせる時間が次第に減ってしまいます。しかし、突如、彼らが乗った電車が傾き、気がつくと毎日同じ日が繰り返されていることに気づきます。和奏は、色が失われていくキャンバスや視界に現れる変化に直面し、この現象から逃れる方法を探し始めるのです。
この物語は、過去は変えられないけれど、未来は変えられるというメッセージが込められています。
書籍概要
- - タイトル: 『色を忘れた世界で、君と明日を描いて』
- - 発売日: 2025年4月9日
- - 価格: 737円(本体670円)
- - 著者: 和泉あや
- - 特設ページ: こちら
和泉あや氏のコメント
「この作品では、臆病な主人公が自分らしさを再発見する様子を描いています。読者の心を彩ることができたら嬉しいです。」
新たな青春の扉を開くこの2作品、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。