化膿性汗腺炎について知るイベント開催
6月の第1週は、毎年「化膿性汗腺炎(HS)疾患啓発週間」と定められています。今年のイベントは、2025年6月3日(火)に東京ミッドタウン日比谷で行われる「話すことからはじめる、肌サイン」と題された公開イベントです。このイベントは、化膿性汗腺炎に関する啓発を目的としたもので、多くの方にこの疾患を知ってもらうための良い機会です。
化膿性汗腺炎は、わきの下やお尻、太ももの付け根などに炎症が生じる慢性の皮膚疾患で、症状が進行することで激しい痛みを伴うことがあります。思春期以降に発症し、再発が多いのが特徴です。しかし、一般的にはその認知度は低く、早期に受診し適切な治療を受けることが重要です。
イベントの詳細
本イベントでは、琉球大学大学院の山口さやか先生をパネリストに迎え、化膿性汗腺炎の症状や治療法について詳しく解説していただきます。さらに、人気タレントの岩間恵さんとともに、自分の肌に向き合うことや、気になる症状があれば皮膚科に相談する重要性についてのトークセッションも実施します。
このイベントは参加無料で、どなたでも気軽に観覧できます。また、ユーシービージャパンの公式YouTubeチャンネルでも生配信が行われ、後日アーカイブ配信も予定されています。自分自身の健康や肌の状態について考えるきっかけにもなりますので、ぜひ参加されることをおすすめします。
開催概要
- - 日付: 2025年6月3日(火)
- - 時間: 18:30~19:30(予定)
- - 場所: 東京ミッドタウン日比谷 1F アトリウム
- - ゲスト: 山口さやか(医師)、岩間恵(タレント)
参加に関する情報
イベントはどなたでも自由に参加でき、特に事前の申し込みは不要です。パネルディスカッションでは、症状の理解やHSセルフチェックについても触れます。肌に関する悩みを持っている方、または普段あまり考えたことがない方も、この機会にぜひお越しください。
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イベント公式ページ:
UCB Japan YouTubeチャンネル
化膿性汗腺炎について
化膿性汗腺炎(HS)は、慢性的かつ再発性の炎症性皮膚患者です。症状には、痛みや腫れ、膿液の排出が含まれ、入院や手術が必要な場合もあります。本疾患は患者の生活の質(QOL)に多大な影響を与える可能性があり、患部の痛みだけでなく、社会的な孤立や自尊心の低下をも引き起こします。思春期以降の男女に多く見られ、罹患率は人口の1%程度とされます。また、発症の背景には家族歴が影響する場合もあることがわかっています。
この機会を通じて、肌の悩みについて話し合うことができる大切な足がかりになることを期待しています。健康に関する正しい知識を広め、肌の状態に気を付けながら生活していきましょう。据え置かれた情報が少なかった化膿性汗腺炎についての理解が深まることを願っています。