幸せな方の椅子:人生を前向きに進めるための心の選択
2025年4月9日、株式会社大和書房から新しい書籍『幸せな方の椅子 悲しみの底にいるときの心の舵のとりかた』が発売されます。この著作は、著者である松山みゆ氏の実体験をもとにしており、苦しい状況にあっても「幸せ」を選ぶための方法を提供しています。家族の病気や深い悲しみに直面しながらも、前向きに生きるための技巧が詰まったこの一冊は、多くの人々に勇気を与えることでしょう。
健康の危機、そして幸せの選択
松山氏は、息子が7歳、そして自身が37歳の頃、夫が希少がんのステージ4と診断されたことから不安に押し潰されるような日々が始まりました。そんな厳しい現実の中でも、彼女は「幸せな方の椅子」を心に置くことで、どうにか自らを保ち続けました。著書の中では、彼女がどのようにして暗闇から光を見出し、人生の選択をしてきたのか、その具体的なプロセスが詳しく描かれています。
幸せな椅子とは何か?
本書の中で松山氏は、人生における選択肢として二つの椅子を挙げます。一つは「幸せな方の椅子」、もう一つは「苦しみの椅子」です。著者は、どんな状況下でもまずは「幸せな椅子」に座ることを選ぶことの重要性を強調しています。彼女にとってこれは、単なる考え方ではなく、実際に行動に移していくための指針ともなります。友人や周囲の助けを通じ、松山氏は自分が望む未来を創模型しています。
読者へのメッセージ
この本は、以下のような方々に特におすすめです:
- - 自分や大切な人の病気にどう向き合えばいいのかわからない方
- - 日々の気持ちが重く感じ、明るい光を見つけたい方
- - 「前向き」や「ポジティブ」といった言葉を実生活に活かすヒントがほしい方
推薦者の一田憲子氏は、「自分をはるかに超える悲しみがやってきても、この本が手元にあれば、きっと大丈夫」と述べており、大平一枝氏は「幸せをはかる新しいものさしを知りました」とその価値を語っています。
目次の紹介
本書は、実際の経験に基づくナラティブをもとにした構成で、以下のような目次があります:
1. 目の前にあるふたつの椅子
2. 幸せなままでいようよという約束
3. 入院生活
4. 椅子に座るときのコツ
5. 自分の幸せは自分で決める椅子
6. 幸せと不幸の境目
7. あなたのための椅子
松山みゆの歩み
松山みゆ氏は、1973年生まれで、医科大学で研究補助を行った後、結婚を機に専業主婦となります。しかし、夫の病気を機に再び仕事に戻り、闘病生活に寄り添う中で得た内面的な成長や学びをこの書籍に詰め込んでいます。現在は、がん医療ネットワークシニアナビゲーターとしても活動しています。
終わりに
『幸せな方の椅子』は、単なる書籍ではなく、希望と勇気を与えてくれる一冊です。読む人それぞれが自分の「幸せな椅子」を見つけ、明るい未来を描いていく手助けとなることを目指しています。2025年4月9日、あなたもこの本を手に取り、幸せを選ぶ力を感じてみてはいかがでしょうか。