現代人の生きづらさを解消する『活学』について
株式会社クロスメディア・パブリッシングから、2025年4月25日に書籍『自分で自分のファンになる 世界と私を調和させる「活学」の授業』が出版されることが決まりました。この本は、現代社会で感じる生きづらさを解消するための方法論を、初めて体系的に書籍化したものとなります。著者の並木将央氏は、物理学や哲学、心理学など多角的な視点から、自己愛を高め、自己軸を再構築する手法を25の授業形式で紹介しています。
『活学』の核心
本書の核となるのは、「真のビジョン」の描き方です。並木氏は、私たち人間には「マインドの世界」と「リアルの世界」の2つの側面があると主張します。「マインドの世界」では自由にビジョンを描ける一方、現実の世界には多くの制約が存在します。この制約により、人生の理想を阻まれることがあります。本書では、これら2つの世界を行き来しながら、理想的なビジョンを実現する方法を具体的に示しています。
相反する思考法の導入
『活学』の根底には「相反する思考法」があり、これは矛盾した考えを同時に持つことを可能にする柔軟な思考法です。「二律背反」「万物流転」「矛盾統合」という3つのステップを通じて、この思考法をマスターすることが出来ます。
これにより、私たちは自分の選択肢を広げ、豊かな人生を築くことができます。人間関係でもトラブルが少なくなり、ポジティブな感情を育む力を与えてくれるのです。また、この思考法は負の感情への対処法としても効果を発揮します。
「共同体感覚」と「愛」の探求
本書の後半部分では、アドラー心理学に基づく「共同体感覚」や「愛」というテーマについても深く掘り下げています。著者は、自己受容、他者信頼、他者貢献、自己発信という4つの要素が、共同体感覚を育む上で必要だと提唱しています。
愛とは何かについても再考が促され、「無条件に人を愛し、信じることが自分自身をファンにする第一歩」であるとしています。ここでの愛情の理解が、自己の価値を認めることにつながります。
思考の枠を超えるための方法
さらに、本書は「時間概念」と「因果関係」という強固な先入観を打破する方法も示しています。「クリップ理論」と「フィルム理論」という独自のアプローチを通じて、「原因があって結果が生まれる」から「結果に基づいて原因が作られる」という新しい観点へとシフトすることを目指します。これにより、理想的なビジョンを先に描き、それに従った現実を構築することが可能になります。
公開の背景
現在、物やサービスの選択肢が豊富となった社会において、多くの人々が「幸せ」を見つけることに苦労しています。価値観が多様化する中、人生の「正解」を見出すのが難しい時代です。この書籍は、その問いに答える一助となるべく誕生しました。
書籍の構成
本書は、以下のような構成となっています。
1. 活学の全体像を理解する
2. 活力の源泉となる「ビジョン」を描く
3. 成熟社会の「欲求」を知る
4. リアルの世界で「行動」を起こす
5. 「感情」のコントロール方法
6. 「負の感情」への対処法
7. 自分だけは自分のファンになる
8. 描いたビジョン通りに世界は変わる
このような多岐にわたる内容が、現代人の日常に役立つ知見を提供します。
読者へのメッセージ
『自分で自分のファンになる』は、「大きな不満はないが何か物足りない」「自分の本当にやりたいことが見つからない」と悩んでいる方々にこそ、手に取っていただきたい一冊です。負の感情から解放され、自分を制御したいと願う人々に新たなインスピレーションをもたらしてくれることでしょう。
著者紹介
著者の並木将央氏は、株式会社ロードフロンティアの代表として、成熟社会の経営コンサルティングなど幅広い活動を展開しています。独自の「活学」を基に、現代人がより良く生きるためのメソッドを提供しています。
書籍詳細
- - タイトル: 自分で自分のファンになる 世界と私を調和させる「活学」の授業
- - 著者: 並木将央
- - 定価: 1,848円(税込)
- - 体裁: 四六判 / 272ページ
- - ISBN: 978-4-295-41090-4
- - 発行日: 2025年4月25日
この書籍が、あなたの人生に新たな気づきをもたらしてくれることを願っています。