STU48が新公演『アイドルの夜明け』の初日を迎えました。広島県のSTU48広島劇場で2月27日に行われたこの公演は、なんと2022年7月から約2年半ぶりとなる新しいステージです。
『アイドルの夜明け』は、AKB48チームBの2009年から続く劇場公演を基にしており、多くのファンに愛され続けてきた公演です。新型コロナウイルスの影響でメンバーが一時8人に制限されるなど様々な変遷を経ても、STU48の個性をしたたかに反映させてきました。
初日の出演メンバーは、尾崎世里花、信濃宙花、曽川咲葵、高雄さやか、中村舞、原田清花、福田朱里、吉田彩良の8人。彼女たちは新衣装に身を包み、オープニング曲『アイドルの夜明け』で勢いよくスタートしました。
公演が進むにつれて、彼女たちの緊張感はMC中にも現れ、原田が「緊張しすぎて夢の中にいるような感覚です」と話すと、信濃も「心臓の音が脳に響いてきそう」と続けるなど、ファンとの距離感を感じさせるエピソードもありました。会場は温かい拍手で包まれ、彼女たちの緊張をほぐしていきます。
続けて演奏された楽曲『女子高生はやめられない』では、ファンとの掛け合いが生まれ、尾崎が「最年長のセンターでごめんなさい」と照れくさそうに語り、会場は笑いに包まれました。また、中村は「最近夜が明けたと思ったことは?」という質問に、高雄が「2025年にはメンタルが良好になって、エネルギーがあふれることが夜明けです」と返すと、会場からは共鳴する拍手が起こりました。
アンコールでは、1曲目に『出航』を披露。その後の『思い出せて良かった』では、STU48らしさを存分に発揮し、ファンの心を掴みます。曽川は「初日に出られて本当に嬉しいです。この公演の楽曲が大好きで、これからももっと磨いて完璧なものにしていきたい」と熱意を語り、観客の反応も良好でした。
公演の締めくくりには、福田が「たくさんの声援をもらえて本当に嬉しいです。公演をできることへの感謝を込めて『アリガトウ』をお届けしたいと思います」と挨拶し、感謝の気持ちを歌に乗せました。彼女たちの声が会場内に響き渡り、感動の一時を迎えました。
アフタートークでは、中村が「独特な空気感ですごく緊張しましたが、ファンの皆さんの暖かさに支えられて頑張れました」と語り、涙を浮かべる場面も。信濃も「涙が止まらなくなってしまって」と感情を吐露し、尾崎は「初日メンバーに選ばれることが夢でした。5年半の時を経て叶った瞬間です」と感謝の言葉を述べました。
今回はSTU48の新たなスタートとなるこの公演が、今後の彼女たちにとってどのような成長を促すのか、期待が高まります。新公演『アイドルの夜明け』は、その名の通り新たなアイドルの時代を切り開くオープニングなのでしょう。次回のコンサートも要チェックです!