新大学生に産経新聞の魅力を配布した試み
令和の新大学生を対象に、産経新聞社が新たなアプローチを行いました。4月9日に行われた大阪教育大学の入学式に合わせ、この新聞社の魅力を伝えるチラシや朝刊を新入生や保護者に配布したのです。若年層の新聞離れが進む中で、彼らに新聞への関心をもたらそうとする取り組みが注目されています。
このイベントは、大阪本社販売局と地元の藤井寺専売店、柏原専売店が協力して実施しました。特に目を引くのは、インターンシップで参加した大学生が起案したPRチラシです。彼らによって作成されたチラシと当日の朝刊をセットにした袋が、会場前で500個配布されました。
新入生たちは、チラシを手にした際、新聞を広げてみたり、親と一緒に読んだりといった光景が見られました。受け取った新入生の中には「新聞は読んだことがないです」といった素直な声もありましたが、その一方で保護者たちは「今回の新聞は記念になりますね」「子供の分もいただけますか」と笑顔で受け取っていました。これぞ、新聞が持つ重要な役割の再確認とも言える瞬間です。
藤井寺専売店の岩切幸徳所長は「大学生に直接PRするのは初めての試みでしたが、非常にいい経験になりました。一人でも多くの人に産経ファンになってもらいたいという思いが強くなりました。改めて自店での業務を頑張りたいと思います」と語ります。
また、柏原専売店の鶴田朗史所長もこの配布の意義を振り返り、「新聞を読んだことがない学生が多かったですが、産経新聞を知っているという声もあったので、今回の配布が新聞を読むきっかけになればと願っています。将来、学校の先生になる学生が多いと考えていますので、教育現場でも新聞を活用してもらえたら嬉しいです」と期待を寄せました。
若者世代への新聞の魅力をどう届けるか、産経新聞社の新しい挑戦は始まったばかりです。学生たちが新聞を読む機会を増やし、将来的には情報を受け取る力を育むきっかけとなることを願っています。