平安時代の恋愛を知る『恋する古語辞典』が発売
古典文学に登場する恋愛にまつわる美しい言葉の数々。この魅力をご存じですか?小学館がリリースした『恋する古語辞典』は、古語を通じて平安時代の恋愛事情を掘り下げ、現代の私たちにも楽しめる内容となっています。
700語の古語を収録
この辞典には、『万葉集』や『源氏物語』など、歴史に名を刻んだ古典文学から約700語の恋に関する古語が収められています。古語の持つ美しさや深さをイラスト付きで解説しており、一般の読者でも古典の世界に親しみやすくなっています。
例えば、恋愛の様々な感情を表現する「薄花心」という言葉。これは「真心に乏しく、移りやすい心」を意味しています。また、「遠方人」は、遠くにいる恋人を指す言葉です。このように、古語を通して平安時代の人々の恋愛観を知ることができます。
遠くの恋人を思う心
面白いことに、古代の恋愛も現代に通じる部分があります。ある恋人に会えないまま、歌を贈ったり、夢の中で逢えることを願ったり。昔も今も、遠くにいる恋人への想いは同じです。古語の表現を読むことで、現代人でも共感できる部分がたくさん見つかります。例えば「恋ひ死ぬ」は、恋いこがれるあまりに死ぬことを意味し、愛の深さが感じられる言葉です。
古語を楽しむ新たなスタイル
この辞典はただの辞書ではありません。五十音順に探すのではなく、気になる古語を選んで読む楽しみが醍醐味です。可愛らしいイラストや、恋愛事情を紹介したコラムも収録されており、単なる知識の詰め込みではなく、心地よく読み進めることができます。古典が苦手な方でも、楽しく読める工夫が随所に施されています。
豪華執筆陣のコラム
また、本書には古典について深い造詣を持つ執筆陣によるコラムも魅力的です。神永曉、谷知子、たられば、平野多恵、三島達矢(すゑひろがりず)、渡部泰明といった著名な作家たちが、恋と古語を切り口にして多様な視点から紹介しているため、一層の深みを味わうことができます。これらのコラムは、古典文学をさらに楽しむきっかけになるでしょう。
古典に親しむ第一歩
この『恋する古語辞典』は、定価1,650円(税込)で、四六判並製の160ページとなっています。古典に恵まれた日本の文化を理解するだけでなく、現代の恋愛観と平安時代の恋を結びつけてくれる一冊です。この本を手に取って、ぜひ古典文学の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。新しい発見が待っています!
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