映画『キングダム』シリーズ初のシネマコンサート
映画『キングダム』シリーズは、2019年、2022年、2024年と邦画実写ナンバーワンに輝き、数々の映画賞を受賞するほどの人気を誇ります。その最新作『キングダム 魂の決戦』の公開を記念して、全国4都市で初めてのシネマコンサートが開催されます。特に初演となる東京公演が2026年7月5日に東京国際フォーラムで行われる予定です。
音楽と映像の融合
シネマコンサートの特徴は、生演奏によって映画の映像に合わせて音楽が演奏されることです。このイベントに先駆け、作曲家のやまだ豊氏が音楽への思いや、コンサートにかける意気込みについて語りました。やまだ氏は、第1作『キングダム』から音楽を担当しており、その作品の性格や伝統を考慮しながらも独自の表現を追求しました。
「『キングダム』の音楽は、オーケストラというクラシックな形式に従いつつも、作品特有の勢いや速度感をどう表現するかが難しい点です。私は、既存の様式に縛られず、作品に合った音を選ぶことを意識しました」とやまだ氏は述べています。彼の音楽の肝であるのは、オーケストラだけではなく、ロックやシンセサイザーの要素も取り入れたハイブリッドなスタイルです。
複雑な演奏の技法
シネマコンサートでの音楽演奏は非常に高度な技術を要します。演奏者は映像を見ずに指揮者の指示に従うため、指揮者の存在がとても重要です。映像とのタイミングが厳密であるため、オーケストラ全体が照準を合わせる必要があります。やまだ氏によれば、映像と音楽の調和が求められるため、特に細心の注意を払いながらリハーサルが行われているそうです。
「『キングダム』は、音楽の量が多く、映像とのバランスを取るために非常に繊細な作業が必要です。井田勝大さんの指揮のもと、全員が絶妙に息を合わせることが求められます」とのこと。ここでやまだ氏が強調するのは、オーケストラだけでなく、さまざまな音楽的要素が融合している点です。
曲作りへの情熱
やまだ氏は、作曲家としての道を選んだきっかけや、日常の作業についても語りました。彼は音楽に対する情熱をもとにさまざまなジャンルに触れ、最終的には映画音楽への道に進むことに決めたそうです。「音楽を通して物語の感情や世界観を形作る過程に魅力を感じています。」彼の創作は日々の作業の中で、アイデアを即座に記録し、自分が納得できるものに仕上げるために徹底的に追求されます。
「私はほとんどの時間を作曲に費やし、インスピレーションが湧いた瞬間にメロディーを記録します。求められる音楽が見つからないときには、数日間連続で取り組むこともありますが、それが楽曲として自立して聴かれる瞬間が一番のやりがいに感じます」と彼は言います。これこそが、映画の魅力を引き立てる音楽を生み出そうとするやまだ氏のストイックな姿勢です。
印象に残ったシーン
最後に、今回のコンサートでのおすすめシーンについて尋ねると、やまだ氏は「特に信と漂の別れのシーンは、作品全体でも大切な瞬間です。生演奏という特別な体験で、観客の心に深く響くと思います」とのこと。彼の日々の創作活動の背後には、観客に感動を届けるという強い思いがありました。
公演詳細
公演名:最新作公開記念『キングダム』シネマコンサート
- - 東京公演: 2026年7月5日(日) 東京国際フォーラム
- - 大阪公演: 2026年7月7日(火) フェスティバルホール
- - 福岡公演: 2026年7月16日(木) 福岡市民ホール
- - 横浜公演: 2026年7月24日(金) パシフィコ横浜
出典:公式サイトやチケットぴあ等で最新情報を確認できます。
公式サイト:
キングダムシネマコンサート