妖怪舞踏の魅力
2025-01-05 13:56:39

妖怪と人間の共存を描く舞踏パフォーマンス「妖怪図鑑花屋敷徘徊」

妖怪と人間の共存を描く舞踏パフォーマンス「妖怪図鑑花屋敷徘徊」



華やかな舞台が魅了する新たなリアリティ



2025年1月8日、水曜日に開催される舞踏パフォーマンス「妖怪図鑑花屋敷徘徊」は、現代の舞踏の世界において一際注目を集める作品だ。このパフォーマンスは、妖怪をテーマにした創作であり、ダンスと舞踏の精鋭メンバーが自らの表現力を駆使して妖怪たちを演じる。作品を手掛けるのは、振付家でありダンサーの山本裕氏と、舞踊家の山之口理香子氏。彼らは、これまでに多くの芸術祭で実績を積んできたことでも知られる。

パフォーマンスの背後にある想い



山本氏は昔から妖怪や百鬼夜行に強い興味を抱いており、約10年前からこのテーマを元にした作品を創りたいと願っていた。妖怪は過去の人々にとって見えない現象の象徴であり、それを想像することで人間の本質的な感情やロマンがどのように生まれるのかを掘り下げることができると語る。山之口氏もまた、妖怪との関係を感じ、彼らが存在することで日常生活の厳しさを和らげてくれると思っている。

独自のスタイルで描かれる妖怪たち



「妖怪図鑑」では、規定されたフレームの中で演者たちが自由に動き、新たな解釈を加えていくスタイルが特徴だ。浅草花やしきという特別な場で行われる今回のパフォーマンスでは、夜のライトアップを背景に妖怪たちの小芝居が展開される。山本氏は「この場で上演できることに感謝しております」と述べており、観客が楽しめるよう心を込めた演出を行うことを誓った。

表現を通じ貢献したい思想



山之口氏は、想像力を育むことの重要性を強調し、それが他者への理解や許容に繋がると考えている。周囲に合わせることが難しいとき、妖怪のような空想の存在があることで人々の生活が豊かになるのかもしれない。彼女は「毎日を生き抜く中で空想や妄想世界が近くにあることは、生を豊かにする力を生む」と考え、この作品もその一環として多くの人に届けたいと語った。

夢に向かって



取材の終わりに、理香子氏の未来の夢について聞くと、彼女は「踊り続けることができれば満足ですが、自分の劇場を作りたいという夢があります」と微笑んだ。山本氏は「夢は思っていると叶わないことが多いですが、狙わないことで思いもよらない方向に叶うことがありますね」とその経験を語る。妖怪たちが持つ不思議な存在感を通じて、彼らの夢がどのように実現されていくのか、興味が尽きない。

イベント情報



パフォーマンス「妖怪図鑑花屋敷徘徊」は、台東区芸術文化支援制度の対象企画として、次の詳細で開催される。2025年1月8日18時40分から、浅草花やしきにて。前売りチケットは一般3500円、学生2500円とお求めやすい価格で販売されている。

チケット情報



  • - 前売一般: 3,500円
  • - 当日一般: 3,800円
  • - 前売高校生以下: 2,500円
  • - 当日高校生以下: 2,800円
  • - 未就学児: 無料

チケット申し込みは こちらから。以前の上演での写真や、チラシの詳細もオンラインで確認できるので、興味がある方はぜひチェックしてみてほしい。


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