『Nox』が初選出
2025-12-12 13:24:29

没入型XR作品『Nox』がロッテルダム国際映画祭で初選出!

新たな挑戦、没入型XR作品『Nox』が選出



XR作品『Nox』が、2026年にオランダのロッテルダムで行われる国際映画祭「IFFR」の新部門「Lightroom」に正式に選出されました。この新しいプラットフォームでは、没入型ストーリーテリングをテーマにした作品が取り上げられ、世界中から選ばれた9作品の一つとして『Nox』が、Work-in-Progress枠で発表されます。

『Nox』の概要


「Lightroom」は、XR、VR、インタラクティブ作品を支援するために設計され、これまでばらばらに扱われていたプロジェクトが一元化された新たな市場です。今回の選出は、ナカダリオ監督の初監督作品として特に注目されています。『Nox』は、トラウマや社交不安、解離と向き合う少女の内面的な世界に没入する体験を提供します。観客は、彼女の心の中に入り込み、感情の揺らぎを感じ取ることができるのです。

IFFRにおける評価


IFFRは多くの独立系作品やアジア映画を積極的に紹介している国際映画祭であり、この選出は『Nox』が国際的評価を受ける重要な一歩です。映画祭では、監督や技術者、美術館のキュレーター、XRラボの専門家たちと共に国際的な共同制作や展示の可能性を探り、さらなる発展に向けた交渉を試みます。特に、作品のテーマと監督自身の体験が多くの人々に共感を呼ぶことが期待されています。

作品制作の背景


ナカダリオ監督は自身のC-PTSD体験を基に、作品の核心を築き上げてきました。プロジェクトの制作には、トラウマの再燃や体調不良といった困難も伴いましたが、それらに向き合うことで作品の深みが増していきました。監督として、脚本、演者、アート、音響、そして技術的な側面まで幅広く携わったことは、彼女の熱意とクリエイティビティを示しています。

専門家からのコメント


選出を受けて、多くの著名な専門家からも祝福の声が寄せられています。藤井直敬氏は「『Nox』はリオさんの葛藤を美しい映像で表現している」と称賛し、落合陽一氏もその成長を応援するコメントを発表しました。待場勝利氏は、作品が持つ力が国際的に認められたことへの祝福を述べています。

未来に向けて


2026年の展示に向けて、ナカダリオ監督はさらに完成度を高め、より深い体験を提供することを目指しています。このプロジェクトが国際的に広がり、多くの人に届くことを期待し、今後の活動に注目が集まります。

最後に、IFFRは1972年に創設され、世界三大映画祭の一つとして知られています。『Nox』の選出を機に、多くの人にその存在が知られることを願っています。


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