STU48朗読劇
2025-07-21 19:42:53

被爆80年に向き合うSTU48の朗読劇『炎夏の花』が広島で上演

STU48の朗読劇『炎夏の花』が広島で上演



2025年7月18日、広島のエディオン紙屋町ホールにてSTU48の個人ファンクラブが主催するオリジナル朗読劇『炎夏の花』が上演されました。この作品には尾崎世里花、信濃宙花、高雄さやか、原田清花の4名が出演し、被爆80年の節目に『平和』の尊さを改めて考え直すことを目的として企画されました。

物語は、現代の女子高校生・そら(信濃)とせり(尾崎)が原爆の被害者である少女・さえ(高雄)ときよ(原田)に出会い、交流を通じて平和の意味を見つめ直していくという内容です。若い世代にとっては、過去の出来事を知る機会が少ない中、この朗読劇は重要なメッセージを持っています。

劇中では、原爆ドームの歴史や、日常が一瞬で壊れたあの日の出来事が少女たちの会話を通じて描かれ、平和学習に無関心だった彼女たちが史実に触れながらその重さを理解していく姿が描かれています。特に、原爆投下直後の描写は言葉と声だけで表現され、観客の想像力を駆り立てる素晴らしい演出が施されています。

終盤では、戦時中の少女たちが広島の思い出を語る場面があり、『ここは世界で初めて原子爆弾が落とされた場所だって有名になってしもうたけど、うちにとっては普通の生活のあった場所だった。そのことを知ってほしかった。忘れないでいてほしい』という彼女たちの言葉が、観客に深い余韻を残します。

終演後の思い


終演後、キャストたちは自らの感情を交えながら、作品を通して感じた思いを語りました。高雄さやかは、演技をしながら涙が溢れてしまったと話し、平和文化のアンバサダーとしてこれからもその大切さを届けていく意志を述べました。信濃宙花は、現代の女子高生としての役割を通して、日常生活の大切さを再認識したと語りました。尾崎世里花は、故郷の長崎で受けてきた平和教育の大切さを振り返り、自身の経験を生かして次世代へ伝えたいという強い思いを表現しました。原田清花は、被爆80年という節目に平和について考える機会を得たことへの感謝を述べ、未来の世代に向けての責任を強調しました。

今後の再演予定


朗読劇『炎夏の花』は2025年7月25日に東京の池袋STU48東京劇場にて再演予定です。本公演の収益の一部は、広島の被爆に関する支援活動へ寄付されるとのことです。STU48のメンバーたちは、平和への思いを込めたこの物語を通じて、観客一人ひとりに深いメッセージを届け続けていきます。彼女たちの姿勢は、私たちにとっても大切な問いを改めて考えていくきっかけとなるでしょう。

平和と命の尊さを再認識し、未来を見つめ直す重要な機会をこの朗読劇が提供していることを、多くの人々に知ってほしいと願っています。


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