ロック界の伝説、レスター・バングスの初邦訳著作集が登場!
2025年7月4日、株式会社トンカチから、伝説的なロック評論家レスター・バングスの初邦訳著作集『サイコティック・リアクションズ・アンド・キャブレター・ダング』が発売されました。この本は、彼の没後に編纂されたオリジナルアンソロジーを、初めて日本語で完全収録した一冊です。企画を手がけたトンカチのスタッフは、彼の膨大な原稿と格闘しながら、その熱のこもった文体を忠実に翻訳した翻訳者、奥田祐士氏の努力を高く評価しています。
バングスの影響力
レスター・バングスは、かつて『ローリング・ストーン』誌や『Creem』誌で活躍し、ニューヨークパンクやラモーンズ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどを論じてきました。彼はただの音楽評論家に留まらず、多くのアーティストや作家に影響を与えた伝説的な存在です。その独特の視点は、音楽の評価を超えて、文化全般に影響を与えるものとなっています。
読者へのメッセージ
刊行から1ヶ月が経過し、多くの読者がこの本を手にしたものの、「その分厚さと独特な文体に圧倒されて、まだ読み始められない」といった声も聞かれます。そこで、トンカチの編集部は特設ブログ記事「おせっかいと言わないで。あるいは、レスター・バングス読書の手引」を作成しました。こちらでは、読解のヒントや、どこから読み始めると良いかをアドバイスし、バングスの世界をより深く楽しめるようサポートしています。
読書ガイドの内容
この読書ガイドでは、独断と偏見で選ばれたおすすめの部分や、初めて読む方に向けた読み方の提案がされています。初の邦訳にとどまらず、彼の思考の奥深さやユニークな視点を楽しむための助けとなることでしょう。バングスは常に挑戦的なことを書いており、初めて読者が彼の文章に触れる際には不安を感じるかもしれませんが、実は親しみやすい部分も多いのです。
レスター・バングスの魅力
バングスの死後、彼の名作群がどれほど音楽シーンに影響を与え続けているか。彼のスタイルは、しばしば混沌としたものであるとされています。しかし、それこそが彼の魅力であり、読者を虜にするのです。さらに、彼はフィリップ・シーモア・ホフマンが演じた映画『あの頃ペニー・レインと』など、多くのメディアに登場し、その存在感は色あせることがありません。彼の批評官としての目線は、今なお多くのファンに支持されており、彼の著作を通じてロックの真髄に触れることができます。
まとめと次のステップ
『サイコティック・リアクションズ・アンド・キャブレター・ダング』は、多くの苦労を経て、日本に初めて上陸した貴重な著作集です。まだ手に取っていない方も、一度挑戦してみてください。きっと、バングスの独特な視点から音楽や文化を捉える楽しさに気付くことでしょう。今後の読書ライフにおいて、この本が新たな視点をもたらしてくれるかもしれません。詳しくはトンカチの特設サイトやブログ記事をチェックしてください。
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