新しい読書体験!『ガチャブック』が登場
2025年2月7日、富山県の
文苑堂書店は、新たにユニークなサービス「
ガチャブック」の提供を開始します。このサービスは、偶然性を楽しむことができ、書店の魅力である「未知の本との出会い」を再認識するために考案されました。
背景
近年、全国的に書店の閉店が進んでおり、富山県内でも文苑堂書店を含む書店が相次いで閉店しています。こうした危機的な状況に対して、文苑堂書店は「街の本屋さん “のこさんまいけ”」プロジェクトを立ち上げ、本屋の価値を地域に再発信しようとしています。ネット通販が便利ではありますが、店頭での偶然の出会いこそが書店の醍醐味。これを再発見し、地域の人々に本と触れ合う機会を提供するのが「ガチャブック」です。
「ガチャブック」のサービス内容
「ガチャブック」では、気分に合わせた複数のテーマから本をガチャガチャで選ぶことができます。レジでガチャを回すと出てくる番号札を提示することで、本とノベルティが手に入ります。初回のテーマは以下の3つです。
1.
はじめての日本文学:読書初心者向けの20冊を厳選。
- 例:吉田修一『横道世之介』、服部まゆみ『この闇と光』
2.
はじめての海外文学:あまり手を出しにくい海外作品を魅力的に紹介。
- 例:ポール・オースター『ブルックリン・フォリーズ』、ソンウォンピョン『アーモンド』
3.
書店員の選ぶ本当に面白かった本:書店員の視点から厳選された20冊。
- 例:宮内悠介『偶然の聖地』、北杜夫『楡家の人びと1』
また、ノベルティとして、文豪珈琲がついてきます。これは、手軽に楽しめるドリップ式のコーヒーで、読書のそばにぴったりです。
利用方法と料金
「ガチャブック」を楽しむための流れは簡単です。
1. レジで会計を済ませ、ガチャ専用メダルを受け取ります。
2. ガチャを回して、番号札をゲット。
3. 番号札をレジで提示し、本とノベルティを交換します。
料金は1回1,000円(税込)で、提供期間は2025年2月7日から3月6日まで。夜23時まで利用可能です。提供される店舗は、文苑堂書店富山豊田店のみ。
文苑堂書店の取り組み
文苑堂書店は、富山県を中心に書籍、雑貨、玩具などを販売しており、地域の文化を守るために努力しています。ただ書籍を売るだけでなく、地域の人々に新たな出会いの場を提供することが使命です。「ガチャブック」はその一環であり、近年の書店閉店の波を逆行する試みでもあります。
お問い合わせ
「ガチャブック」に関する詳細は文苑堂書店の公式サイトをご覧ください。お問い合わせはEC室へお電話か、公式フォームからも可能です。新たな本との出会いを、ぜひお楽しみください。