角川新書から新たに発表される重要作品3冊
2023年7月10日、株式会社KADOKAWAが戦前・戦中・戦後をテーマにした新書の新刊3冊を発売しました。歴史の真実に迫るこの作品群は、『虚構の昭和史海軍善玉論、石原莞爾名将論の陥穽』、そして『日ソ中立条約スターリンのインテリジェンス』、最後に『砕かれた神ある復員兵の手記』の3冊です。
1. 『虚構の昭和史海軍善玉論、石原莞爾名将論の陥穽』
この作品では、未だに広がっている海軍善玉論と石原莞爾名将論の誤りを正し、なぜこれらの考え方が再浮上してくるのかを分析します。著者である保阪正康、戸髙一成、大木毅の3人がそれぞれの視点から昭和史の「虚構」に迫り、受け継がれる幻想の土壌に踏み込んだ内容となっています。
著者プロフィール
- - 保阪正康: 現代史研究家であり、ノンフィクション作家。2004年に菊池寛賞を受賞し、昭和史に関する研究を続けています。
- - 戸髙一成: 海軍史研究の権威で、多くの証言を元に日本海軍の歴史を探求してきました。
- - 大木毅: 現代史家として歴史研究に従事し、多くの旧帝国軍人の証言を耳にしてきた経験があります。
2. 『日ソ中立条約スターリンのインテリジェンス』
この作品では、情報戦が織りなす日ソ関係の複雑な実態に迫ります。特に、日ソ交渉の裏でどのように情報がやり取りされたのか、膨大なロシアの史料を基にして詳細が描かれています。著者の河西陽平はこの分野でのエキスパートで、独自の視点からその深淵を明らかにします。
著者プロフィール
- - 河西陽平: 中曽根康弘世界平和研究所の研究員であり、博士号取得後、外務省などでの経験を活かして幅広い研究を行っています。
3. 『砕かれた神ある復員兵の手記』
この作品は、戦艦武蔵に乗り組んでいた青年が、戦争責任についてどのように考えるようになったのかを告白する貴重な記録です。戦後思想史における重要な一頁を刻むこの作品は、渡辺清の体験を通じて深い洞察を提供します。
著者プロフィール
- - 渡辺清: 戦艦武蔵の乗員として実際に戦争を体験し、その後多くの著作を通じて自らの考えを広めた重要な作家です。
これら3冊は、それぞれに独自の観点から日本の歴史を掘り下げ、私たちが直面する課題や考えるべきテーマについて考察します。歴史に興味がある方はもちろん、現代社会に生きるすべての人々にとって、必読の書といえるでしょう。ぜひこの機会に、手に取ってみてください。