教員向けの新たな研修書『コピーして使える校内研修&実践ワーク』
岡山大学の准教授であり、NITSフェローの江尻寛正氏が著した新たな書籍『コピーして使える校内研修&実践ワーク』がこのたび発売されました。この書籍は、教員の学校業務をサポートするために設計されたもので、特に校内研修を円滑に進めるためのワークを提供しています。
教員の負担を軽減する内容
多くの教員が抱える校内研修に関する課題は、テーマ設定や準備の負担、マンネリ化です。他の教員と共に学ぶ機会が少ない中、同じ内容が繰り返されることが多く、担当者にとってはストレスの種となっています。江尻氏のこの書籍は、そうした問題を解決するために開発されました。
本書では、教師としての対応力を高めることを目的としており、実際に学校で起こる出来事を基にした物語を用いて、教育観のアップデートや対話を促します。教員たちはこの物語を読み、自身の体験を振り返りながら、ワークシートの問いについて話し合うことで、より深く学び合うことができるのです。
日常に役立つ研修方法
本書の活用法は、三つのステップに分かれています。最初に資料を読み、次にワークシートに基づいて対話を行い、最後に理論編でさらに深めるという流れです。この方法を取り入れることで、教員同士が通常の職員室での業務を研修の場に変えることが可能になります。
江尻氏は、教育現場での実践と研究を重ねており、教職員支援機構の一員として、教育の質向上に寄与することを目指しています。書籍で紹介されている物語は、著者自身の教員時代の経験に基づいており、実際に教職を通じて感じた苦労や先輩から学んだことが生かされています。この点が、多くの教員にとって共感できる部分となるでしょう。
書籍の構成
本書には「学級経営・学校行事・保護者対応編」と「学習指導・生徒指導・特別支援編」の二冊があります。各編では、教師のキャリア段階に応じた実践事例を紹介し、それに基づいた理論や対話の進め方が詳細に書かれています。特に、教師の成長段階における具体的なアプローチが示されているため、どの年代の教師でも役立つ内容となっています。
そのため、初任者から中堅教員、さらには熟達した教員まで、幅広い層に受け入れられる堅牢な内容と言えるでしょう。加えて、各ワークは見開きで展開されており、使いやすさにも配慮されています。
教育現場に寄り添う一冊
江尻氏は、「教師の成長は日常の中での対話から生まれる」と語ります。書籍を通じて、教師たちが日々の業務に役立てながら、より良い教育を実現するためのサポートが期待されます。本書は、教員の負担を軽減しつつ、教育の質向上を図るための重要なツールとなるでしょう。
書誌情報
ISBN:978-4-7619-3137-7
定価:2,750円(税込)
ISBN:978-4-7619-3138-4
定価:2,750円(税込)
この機会に是非、江尻寛正氏の著作を手に取り、現場での実践を一層充実させるための参考にしていただきたいと思います。