国語を学ぶ新たな試み
2025-04-03 16:58:50

文学の名作から国語を学ぶ、「真の国語」を広める言問学舎の挑戦

言問学舎が目指す「真の国語」とは



子どもたちに日本文学の名作を通して「真の国語」を教え、広めたいという理念の元、有限会社言問学舎は新たな教育プログラムを推進しています。同社は2019年から学習塾を運営し、正業の枠を超え、国語教育の教材出版にも力を注いでいます。現在、「真の国語」の概念をさらに深めるべく、2023年度に誕生したシリーズ『国語のアクティブラーニング音読で育てる読解力』の高学年、中・低学年向けの教材が完成。

2024年度のApril Dreamでは、新たに「スーパー読解」のシリーズ化の展望を示しています。本シリーズは、主に学校の教科書で扱う日本文学の名作を取り上げ、子どもたちがその文章を深く読み、自分の思考をまとめる力を育むことを目的としています。

新刊『スーパー読解「山月記」』の刊行へ



2023年6月には中島敦の名作『山月記』に関する『スーパー読解「山月記」』の出版が控えています。この作品は多くの高校の国語教科書に含まれていないため、より一層の理解が求められますが、言問学舎ではこの独特の文体に挑戦し、若い世代に理解を促そうとしています。実際、高校では『山月記』に関する授業が実施されている実態もあり、知識の空白を埋める重要な教材として期待されています。

中島敦の作品は文学的な表現が多用されているため、特に高校生たちにとってはハードルが高いと感じられるかもしれません。しかし、むしろこの挑戦を通じて、彼らの思考力や推論力を鍛えるきっかけになると信じています。考察すべきテーマとして、主人公李徴の「臆病な自尊心」や「尊大な羞恥心」が挙げられ、さらには人間の内面に潜む弱さや悪と向き合わせていくことが可能です。このような深い理解は、16歳から17歳という青春の一時期に成長すべき重要な学びです。

李徴の自己の才能に対する苦悩や、他者と比較した際の自分の立ち位置を見つめ直す姿勢は、若者たちに共感を呼ぶ内容です。このような作品から得られる感受性が、「人間の本質」を理解する大きな手助けとなります。

「真の国語」を育むために



言問学舎が提唱する「真の国語」を学ぶことの意義は、優れた文章から自己の人生に響く何かを見つけ、自らの考えを深めることにあります。そのための教材開発を行い、授業を実践してきました。今年スタートする「スーパー読解」シリーズでは、教科書に取り上げられている文学の名作がテーマになり、より多くの子どもたちにこの学びを伝えることを目指しています。

まずは『スーパー読解「山月記」』の刊行を皮切りに、秋には魯迅の『故郷』に基づいた第2弾『スーパー読解「故郷」』も計画されています。また、従来の付属DVD提供を見直し、より多くの学びをサポートする新たな方法を導入することで、このシリーズを幅広い子どもたちに届けることができるでしょう。

さらには、数年間にわたる名作出版の後、夏目漱石の『こころ』も考慮に入れている言問学舎。彼らの志は高く、その「真の国語」の教育を通じて、未来を担う若者たちに質の高い文学教育を提供することを目指しています。

入塾募集も実施中



また、言問学舎では、国語を中心に全科目の学力を高める「総合学習塾」として、新学期を迎え新しい塾生の募集も行っています。入塾説明会は随時実施しており、興味のある方は公式ホームページをご覧ください。教育の現場で「真の国語」を実践し、子どもたちに深い学びを提供する言問学舎の挑戦は、私たちの目の前で始まっています。


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