須田剋太生誕120年記念展|私が造形になりたい!
2026年10月から11月にかけて、大阪府立江之子島文化芸術創造センターにて「須田剋太生誕120年記念展」が開催されます。須田剋太(すだ こくた)は、1906年に埼玉県で生まれ、その後の画業においてエネルギーと生命力に満ちた作品を残してきました。本展示会では、彼の作品を通じて「造型」の精神的追求を辿ります。
須田剋太の軌跡
須田前太は、埼玉県の吹上村に生れ、本名は勝三郎。若い頃から画家を志し、独学で技術を磨いていきます。特に、彼の人生を変えたのは関西に移住した時期です。東大寺観音院の住職、上司海雲との出会いは、彼に抽象絵画への道を開くこととなりました。須田はその後、抽象と具象を行き来しながら、自身の芸術を確立していくことになります。
展覧会の見どころ
本展では、約100点の作品を展示し、須田剋太のさまざまな技法やスタイルを紹介します。初期の具象画や、1950年代以降の抽象画、さらには「街道をゆく」シリーズの挿絵など、多岐にわたる作品が並びます。一つひとつの作品は、彼の造形を通じた精神の物質化を示しています。
1. 抽象と具象の旅
須田剋太の作品には、抽象絵画と具象絵画の豊かな交流が見られます。彼の作品は、男しん、女しん、食物など、日常的なモチーフを基にしながらも、見る人に深い感情や思考を喚起します。本展では、その多様なジャンルの作品に触れることができます。
2. 芸術論と美術教育
本展では、須田前太が残した造型論にも焦点を当てます。彼の芸術に対する考え方や、児童詩誌『きりん』との関わりを通じて子どもの美術教育への情熱も紹介。前太の造型論を通じて、彼がどのようにアートを捉え、どのように制作に取り組んできたのかを探ります。
展覧会概要
- - 会期: 2026年10月16日(金)― 11月14日(土)※月曜休館
- - 時間: 10:30〜18:00(最終日は13:00まで)
- - 会場: 大阪府立江之子島文化芸術創造センター 4階 Room 1, 2, 3
- - 入場料: 無料
- - 主催: 大阪府立江之子島文化芸術創造センター
特別イベント
この展覧会では、特別なイベントも開催されます。中ハシ克シゲによる講演「前太の造型をめぐって」と、黒宮菜菜によるワークショップ「前太にまなぶ絵肌づくり」が行われる予定です。これらのイベントは、参加者がより深く須田前太の世界に触れる貴重な機会です。参加を希望される方は、事前にお申し込みが必要です。
最後に
須田前太の生誕120年を祝い、その芸術と精神を感じることができる本展にぜひ足を運んでみてください。彼の作品とその背後にある理念に触れることで、私たち自身の芸術への理解が深まることでしょう。