新たな建築哲学が詰まった『いのちの建築』
建築の世界でその名を馳せる手塚貴晴と手塚由比が、2025年12月11日に初のエッセイ集『いのちの建築』を出版します。価格は税込みで3,080円です。この本では、彼らの代表作である「ふじようちえん」をはじめ、「屋根の家」「新島学園短期大学講堂」などの開発の背景や思想が綴られています。
彼らの手がける建築は、単に施設としての機能を果たすだけではありません。居住者や利用者の生活を深く理解し、心地よさを追求し続けています。『いのちの建築』は、そんな彼らの理念が凝縮された作品であり、現代における建築の意義を考えさせられる一冊です。
『いのちの建築』の内容
このエッセイ集では、手塚夫妻が30年にわたって築き上げてきた建築哲学が伺えます。手塚貴晴が述べるように、建築は「いのち」を育む場所であり、その設計はいのちを織りなす技術の共有なのです。読者は日常の中で「いのち」を分かち合うことの幸せを再認識し、建築に対する見方が変わることでしょう。
また、手塚夫妻はOECDやUNESCOからも認められるプロフェッショナルであり、特に「ふじようちえん」は世界で最も優れた幼稚園として選ばれました。この実績があるからこそ、彼らの言葉には裏付けがあります。
イベント開催のご案内
エッセイ集の刊行を記念して、特別イベントも行われます。2025年12月2日、東京・日本キリスト教団番町教会にて、手塚夫妻をゲストに迎え、様々な建築の話題を語り合います。参加は無料ですが、あらかじめ予約を推奨しています。この機会に建築の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
著者の背景
手塚貴晴は、1964年に東京で生まれ、手塚建築研究所の代表を務めるなど、日本の建築界に多大な影響を与えてきました。彼の建築スタイルは、子供たちのための空間を創造することに重きを置いています。さらに、TEDトークのスピーカーとしても活動し、多くの人々に刺激を与えました。
一方、手塚由比も優れた建築家であり、幼稚園設計基準の制定を通じて教育界にも貢献しています。彼女の多様な経験は、二人の建築における深い理解を支えており、彼らのエッセイに込められた思想は、ただの理論ではなく具体的な実践から来ているのです。
結論
『いのちの建築』は、手塚貴晴と手塚由比の柔軟な発想と深い思索が結集した一冊であり、多くの人々に新しい視点を提供します。ぜひこの機会に手にとって、そのメッセージに触れてみてください。