舞台「浪人街」オリジナル・サウンドトラック配信開始
2025年の東京・新橋演舞場を皮切りに、名古屋・御園座、京都・南座で上演される舞台「浪人街」のオリジナル・サウンドトラックが、5月14日にSHOCHIKU RECORDSより配信されました。
「浪人街」は1928年のサイレント映画から始まり、数多くの映画及び舞台にリメイクされるなど、多くの人に愛されてきた不朽の名作ブレードオペラです。最新の舞台版は、脚本を倉持裕、演出を一色隆司が手掛け、激動の幕末を背景に浪人たちのさまざまな生き様が色濃く描かれています。人情、欲望、裏切りといったテーマは、現代社会にも通じる普遍的なもので、観客に深い感慨を与えました。
音楽は、多岐にわたるジャンルで舞台音楽を手掛けるかみむら周平が担当しており、丸山隆平が演じる荒牧源内を中心に、浪人たちの意地と命をかけた迫力のある殺陣を背景にした劇伴が心を打ちます。今回のサウンドトラックには厳選された6曲が収録されており、舞台の感動を再び味わえる作品に仕上がっています。
音楽と舞台の協働
音楽家のかみむら周平は、舞台の音楽を創作する上で、まずテーマ曲を作曲した後、稽古場でのシーンごとに即興で音楽を生み出したと語っています。彼は俳優たちの台詞や演出の意図からイメージを膨らませ、稽古場での独特の空気を音楽に込めました。音楽は人の記憶を呼び起こすタイムマシーンのようだとの思いも語るかみむらさんが生み出したこの音楽は、観客全員にとって素晴らしい思い出となることでしょう。
演出家の一色隆司も、かみむらさんの音楽を舞台におけるもう一つの登場人物と評し、その独特なダイナミズムと繊細さ、和のテイストを含んだ楽曲群が物語を一層引き立てていると述べています。篠笛の旋律が物語の中で奏でられることで、音楽とストーリーがシームレスに結びついている様子も舞台観劇の一部として大切にされています。
舞台のキャストには、丸山隆平さんを始め、玄理、入野自由、藤野涼子、入江甚儀、佐藤誓矢、柴俊博、神保悟志、板尾創路など、多彩なメンバーが揃っています。彼らと音楽家とのコラボレーションにより、非常に贅沢で濃密な時間が創り出され、この作品の素晴らしさが一層引き立てられています。
リリース詳細
オリジナル・サウンドトラックは2025年5月14日に配信開始され、配信先のリンクは
こちら からアクセス可能です。
収録曲は以下の6曲です:
1. 浪人街幕開き
2. 源内の意
3. 武士の意
4. 赤牛の意
5. 源内とお新ー空の下でー
6. 浪人街カーテンコール
音楽が舞台の感動を再現し、観客の心に響く「浪人街」のサウンドトラックをぜひ楽しんでください。