高畑勲監督の名作が復活!
高畑勲監督の名作アニメ『赤毛のアン ~グリーンゲーブルズへの道~』が、2025年5月30日から2週間限定で全国リバイバル上映されることが決定しました。この上映は、国内で最大級の映画・ドラマ・アニメレビューサービスであるFilmarksが主催するリバイバル上映プロジェクトの一環として行われます。
思い出の名作の再上映
『赤毛のアン』は、ルーシー・モード・モンゴメリの名作児童文学を原作としており、1979年から放送された全50話のテレビシリーズから1〜6話を特別に編集した作品です。高畑監督自身が監修したこの特別版は、過去に1989年に再編集されたものの正式な公開には至らなかった歴史がありますが、2010年に三鷹の森ジブリ美術館での上映を経て、再び目にすることができるチャンスがやってきました。
今月のリバイバル上映は、2010年の公開からちょうど15周年を迎え、この名作を新しいスクリーンで観ることができる絶好の機会です。国民的に愛され続けるこの作品が、50周年を迎える日本アニメーションの記念すべきイベントとして位置づけられています。
心に響くストーリー
物語は、孤児院からカスバート家に引き取られてきた少女、アン・シャーリーの成長を描きます。彼女は、美しい自然に囲まれたプリンスエドワード島で、自分の居場所を見つける姿を描いており、その中には彼女の持ち前の空想力や、困難を乗り越える力が色濃く表現されています。「楽しもうと決心すれば、たいていいつでも楽しくできるものよ」という言葉が象徴するように、アンの前向きな心が観る者の心を打ちます。
スタッフと声優陣
この作品には、監督の高畑勲をはじめ、画面構成を宮崎駿が担当し、作画監督には近藤喜文が、さらに美術監督には井岡雅宏が名を連ね、アニメーション史に残るレジェンドたちによるクリエイティブな力が結集しています。また、声優陣には山田栄子、北原文枝、槐柳二、羽佐間道夫など、多くの名声優が参加し、キャラクターたちに命を吹き込んでいます。
リバイバル上映情報
『赤毛のアン ~グリーンゲーブルズへの道~』の上映は、全国66の劇場で行われる予定です。上映期間は2週間ですが、各劇場ごとに上映日や時間が異なるため、事前に確認することをお勧めします。また、来場者特典の配布も予定されていますので、この機会にぜひ劇場でご覧ください。
公開日と料金
- - 公開日: 2025年5月30日(金)より2週間限定上映
- - 料金: 大人1,600円、高校生以下1,000円(サービスデーなどの割引は対象外)
高校生以下の方にも優しい低価格で楽しめるこの作品を、ぜひ劇場の大スクリーンで体験してください。アニメーションの名作が甦るこの機会を、どうぞお見逃しなく。