第38回和辻哲郎文化賞がついに募集開始！文化を問う作品を応募せよ

第38回和辻哲郎文化賞募集開始！

姫路市は、このたび第38回和辻哲郎文化賞の募集を開始しました。これは、姫路出身の著名な哲学者、和辻哲郎氏の業績を称えるための賞であり、思想、歴史、文学、芸術など多岐にわたる文化分野に焦点を当てています。和辻哲郎生誕百周年と姫路市制百周年を機に、昭和63年度に創設されました。

賞の概要

この文化賞は、一般部門と学術部門の2部門に分かれており、それぞれに対して様々な賞が授与されます。受賞者には、正賞として蒔絵源氏絵千姫羽子板が贈呈されるほか、副賞として百万円が授与されます。このように、優れた作品が広く評価される機会を提供しているのです。

選考委員紹介

一般部門

- 辻原登（作家）
- 山内昌之（東京大学名誉教授）
- ロバート・キャンベル（早稲田大学特命教授）

学術部門

- 清水正之（聖学院大学名誉学長）
- 野家啓一（東北大学名誉教授）
- 関根清三（東京大学名誉教授）

各分野のエキスパートたちが、応募作品の中から優秀なものを選考し、受賞作を決定します。

選考スケジュール

候補作の募集は、一般部門と学術部門それぞれにおいて、新聞社や全国の大学、主要図書館、研究者など、約1500か所の関係機関に周知・推薦を依頼する形で進められます。募集の締切は令和7年9月3日です。

次のステップとして、予備選考が行われます。一般部門では10名、学術部門では5名の推薦会員が、応募作品から候補作を5点に絞り込みます。この作業は令和7年の9月から12月上旬に行われます。

その後、選考委員会によって受賞作品が決定され、令和8年の1月初旬から中旬に結果が発表されます。そして、受賞作の発表は令和8年の2月上旬を予定しており、最終的な授賞式は令和8年3月1日（日曜日）に行われる予定です。