グルーミー・ロンドンから魅せる新ファンタジー絵本『マグルスウィックの森のおはなし』の魅力

新刊ファンタジー絵本『マグルスウィックの森のおはなし』が登場！

今年の春、ハリーポッターシリーズの出版社で知られるブルームズベリー社から、たくさんの人が楽しめる新古典ファンタジー絵本が発売されます。その名も『マグルスウィックの森のおはなし』。著者ヴィッキー・カウイー氏の心温まる物語と、チャーリー・マッケジー氏の魅力溢れるイラストによって、まるで夢の中にいるかのような美しい世界が広がります。

美しい装丁が魅力

この絵本は、デザインにもじっくりとこだわられています。カバーには金箔が施されており、シルク加工も加えられた豪華な仕上がり。他にも、カバーを外すと見える本体の表紙もまた素敵で、一度手に取ったら、思わずその美しさに見とれてしまうことでしょう。

子どもたちに特別な時間を提供

物語は、マグルスウィックという実在の森が舞台です。この森は、色とりどりの野花や清らかな川に恵まれ、のどかな羊たちが草を食む心を癒す美しい風景が広がっています。ここで、これはおばあさんが孫たちに聞かせる五つの物語で構成されています。

「今日は、どのお話にしようかな？」と心を躍らせる声。おばあさんの語り口に、孫たちは夢中になっていきます。一つ一つの物語は、就寝前の特別な時間にピッタリで、心が和むひとときを提供してくれます。

5つの魅力的なお話

1話目では、小さな女の子が森を散歩中に出会った小人ネビルとの小さな冒険が描かれ、ドキドキとワクワクが絶えません。森の中での出来事に、読者も一緒に足を運びたくなるでしょう。

また、小宮由による緻密でおしゃれな翻訳が原作の雰囲気を上手く生かしています。翻訳しながらも、あくまでも子ども向けでありつつも、甘すぎず、すっきりとした文体でスムーズな読み心地の一冊になっています。

誰もが楽しめる読書体験

この本は、子どもたちはもちろんのこと、大人にも楽しんでもらえる内容が盛りだくさん。親子で一緒に読み聞かせを楽しむことで、特別な絆が生まれることでしょう。ページをめくるごとに広がる、夢と希望のある物語に、深い感動を与えてくれます。

プレゼントにも最適

美しい装丁とともに、ちょっとお値段が張るかもしれませんが、192ページで5つの物語が楽しめる価値は、十分にあります。大切な人への贈り物や、入園・入学を祝うプレゼントとしてもピッタリです。

興味がある方は、ぜひ書店やオンラインショップで手に取ってみてください。この本を通じて、ファンタジーの奥深い世界に足を踏み入れ、新たな冒険に出かけてみましょう！

書誌情報