能楽堂で再演される児童劇『ベッカンコおに』
2026年9月、国立能楽堂にて、長年にわたり愛されてきた児童劇『ベッカンコおに』が、装いも新たに能楽堂版として上演されることが決定しました。この公演は、4000回以上の上演を誇る作品で、親から子へと受け継がれてきた物語が一体どのように変わるのか、多くの方々の期待が寄せられています。
原作と演出
原作はさねとうあきらの民話風児童劇で、物語の肝となる「山と里・鬼と人」の交流が描かれています。監修・脚色を担当するのはふじたあさや。彼の手によって、現代語の台本が用意され、従来の狂言言葉は使わないことで多世代に親しみやすい内容になっています。
また、演出は河田園子が手掛け、演技や音楽を通じて、より深い感情を引き出すことでしょう。特筆すべきは、音楽面での工夫です。琴や尺八、大鼓などの邦楽器を生演奏し、伝統と新しさの融合を図ります。
スタッフと出演者
本作の製作総指揮には、数々の舞台を手掛けてきたイトーノリヒサが関わり、彼の独自の視点でエンターテインメント性を追求しています。Produced by 善竹大二郎を含む豪華な出演者陣にも注目です。主演には重要無形文化財の保持者である善竹大二郎、脇を固めるのは同じく善竹家の茂山千三郎。ミュージカル界の名手、石鍋多加史も参加し、豪華なステージを彩ります。
物語のあらすじ
物語は、鬼の「ベッカンコおに」と目の見えない少女・ゆきの出会いから始まります。彼らはそれぞれ孤独を抱えており、お互いの心の内を見つめ合うことで絆を深めていきます。しかし、鬼と人が結ばれることを許さない周囲の運命が待ち受けており、彼らの愛がどのようになるのか、観る者は真剣に感情移入しながら観劇することでしょう。
チケット情報
チケットはプレミアムS席の先行販売が2026年7月20日から25日まで行われます。一般前売りは8月1日から開始され、S席は9000円、A席は7800円、B席は6000円と手ごろです。また、特典付きのGB席もあるので、家族連れにもお得です。
公演スケジュール
公演は2026年9月19日から23日まで行われ、トーク&ワークショップも併催されます。観劇後には出演者との交流も楽しめるかもしれません。
まとめ
『ベッカンコおに』能楽堂版は、児童劇という枠を超え、全ての世代に共感を呼ぶ深い物語を届けてくれることでしょう。新たなエンターテインメントとして、伝統芸能と現代の感性を融合したその姿を、ぜひ劇場で目撃してください!