不登校の高校生たちが絵本制作に挑む!
2026年7月16日、株式会社NIJINが運営するNIJIN高等学院で、不登校の小中高生4名による「プロから学ぶ 絵本づくり講座」がオンラインでスタートしました。この講座の講師には、株式会社集文社の代表取締役である早川裕氏が迎えられ、絵本制作に関するプロの指導を受けながら子どもたちが挑戦します。
このプロジェクトの始まりは、一人の高校生・リボンさんの「絵本をつくって、人を喜ばせたい」という思いでした。不登校という状況で外出に緊張を感じるリボンさんが、自身のアートを通じて他者を喜ばせたいという気持ちに込められた想いが、プロジェクトを動かす原動力となりました。その声を受けてスタッフが行動し、早川氏が関わることで、少人数での絵本制作プロジェクトが誕生しました。
参加者たちの個性的な夢
この講座には異なる年齢と興味を持つ4名の子どもたちが参加しています。小学2年生のみさきさんは、家族のために海をテーマにした絵本を作りたいと考えています。小学5年生のたまごずしさんは、茶番が大好きで妄想を膨らませ、物語を創作する楽しさを味わいたいと思っています。中学2年生の夢犬さんは、ペットを基にしたオリジナルキャラクターを開発中。最後に高校3年生のリボンさんは、イラストを通じて人々を笑顔にしたいという熱意に溢れています。
多様な表現方法
第1回の講座では、参加者たちは顔を見合わせて話したり、チャットを介して思いを伝える中で、各自が安心して表現できる環境を整えました。その中で早川氏が強調したのは、絵本を作る際に「自分が本当に伝えたいこと」を探る大切さです。絵本はただの絵と言葉の組み合わせではなく、心を動かす「総合芸術」であるため、その根本には各自身の体験や感情が必須とされます。
振り返りの重要性
次回の講座までの宿題は、「うれしかったこと」「悲しかったこと」「頑張ったこと」「心に残っていること」を書き出すこと。この宿題を通じて、不登校の経験や他者を喜ばせたいという気持ちが一冊の絵本に繋がることが期待されています。子どもたちは、ただ単に絵本を作るだけではなく、自分自身の経験を轟かせることで、自己表現の場を勝ち取っていくのです。
プロと仲間が支える学び
NIJIN高等学院とNIJINアカデミーが目指すのは、同校に通う不登校の子どもたちの「好き」や「やりたい」という気持ちを見つけ出し、それを生かせる場を提供することです。この絵本制作プロジェクトは、大人が用意した課題からの脱却を図り、生徒の声に耳を傾けることで、実際の挑戦に繋がります。
一人の高校生の小さな一言が、仲間を呼び寄せ、社会と結びつく力に変わる。このプロジェクトの進行を通じて、子どもたちが自己表現をする様子を発信し、彼らの成長を見守ることが重要な使命とされています。
今後の展開
この絵本づくり講座は全6回実施される予定で、2週間に1回のペースで展開される計画です。子どもたちは早川氏との対話を重ねながら、自分の伝えたいテーマを見つけ、最終的にはオリジナル絵本の制作を目指します。オンライン講座だけに留まらず、対面の機会も検討されているため、より深い学びを実現させる環境が整えられています。絵本の完成を楽しみにしつつ、彼らの思いがどのように具現化されるのか、ぜひ注目していきたいですね。