燈の守り人自動販売機、待望の進化
静岡県御前崎市の御前埼灯台が、新たな試みを経て更なる魅力を放つ。株式会社ワールドエッグスが進める『燈の守り人』プロジェクトの一環として、ダイドードリンコとのコラボレーションが実現。2025年6月3日からは、自動販売機に新たに“おしゃべり機能”が加わり、訪れる人々を驚かせる。
おしゃべり機能とは
新しく導入されたおしゃべり機能では、御前埼灯台の声を担当する川島零士さんの声が響き渡る。合計10パターンのセリフが用意されており、硬貨を投入した際や商品が出てくる際にランダムで流れる。セリフは、ボイスドラマ『幻想夜話』からの抜粋で、「なんだあんた。何か落としたのか。何を探しているんだ?」や「もっしーて、久しぶりに楽しくていいよね。」など、思わず立ち止まってしまうような内容が揃っている。
地域の魅力を発信する
御前埼灯台は、日本で数少ない「のぼれる灯台」として、多くの観光客に親しまれている。声優の川島さんが、ただの観光名所にとどまらず、地域の文化や歴史を語りかけることで、訪れる人々に対して新たな魅力を感じてもらえる機会となる。
アプローチは、観光事業のみならず、地域の活性化にもつながる。御前崎市内にある道の駅風のマルシェ御前崎に設置されたこの自動販売機は、訪れる人が御前埼灯台という文化財に触れ合う参考点ともなり得る。
プロジェクトの背景
「燈の守り人」プロジェクトは、各地の灯台を擬人化し、独自のキャラクターとして物語を形成することを目的としている。このプロジェクトでは、歴史的価値や文化的背景を持つ灯台を通じて、日本中の人々にその魅力を伝えるための試みが続けられている。
御前埼灯台の役割は、本プロジェクトの魅力を発信する一環として重要なものであり、地域の皆様のサポートを受けながら進化を続けている。2025年度からは、「幻想夜話」のボイスドラマや、4コマ漫画「あつまれ守りびとくん」など、様々なコンテンツの配信が予定されている。
おわりに
ダイドードリンコとのコラボレーションにより、御前埼灯台の新しい顔が見えてきたことが嬉しい。おしゃべり自動販売機が静岡県を訪れる観光客にとって一層の楽しみとなることは間違いない。今後も『燈の守り人』プロジェクトがどのように広がっていくのか、楽しみにしたい。公式サイトやSNSで最新情報をチェックしつつ、ぜひ現地で体験してみてほしい。
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