第29回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」の発表が近づく
2024年の「マンガ大賞」最終候補作品が、2月20日(木)に発表されることが決定しました。主催するのは株式会社朝日新聞社で、候補発表は朝日新聞の朝刊やデジタル版、プレスリリースでも行われます。この賞は、2024年に刊行されたマンガが対象となっており、選考は一般、マンガ関係者、書店員の推薦をもとに、選考委員の投票によって決まります。
最終候補作品の発表に続き、受賞作品は4月下旬を予定しており、新生賞、短編賞、特別賞とともに発表されます。ただし、紙面の都合などにより、発表の時期が若干遅れる可能性もあるとのことです。
選考委員のラインナップ
今回の選考委員には、著名な漫画家や学者、タレントなどが名を連ねています。具体的には、漫画家の秋本治さんや里中満智子さん、タレントの高橋みなみさん、学習院大学教授の中条省平さん、ライターで准教授のトミヤマユキコさん、マンガ解説者の南信長さん、芸人で漫画家の矢部太郎さん、そして社内からは坂尻顕吾(執行役員・編集担当)と渡部薫(東京本社文化部長)の2名が参加します。計9名の選考委員がしっかりと候補作品を評価します。
手塚治虫文化賞について
手塚治虫文化賞は、漫画文化の向上に寄与することを目的に、漫画の父とも言われる手塚治虫氏の業績を記念して創設されました。1997年にスタートしたこの賞は、マンガ大賞の他にも新生賞、短編賞、特別賞が設けられており、受賞作には名誉の鉄腕アトムの像と賞金が贈られます。受賞歴のある作品には、『ドラえもん』や『キングダム』など、漫画界の名作が名を連ねています。
これまでのマンガ大賞受賞作品の一覧
これまでのマンガ大賞受賞作品には、以下のような名作が選ばれています:
- - 第1回(1997年):『ドラえもん』藤子・F・不二雄(小学館)
- - 第2回(1998年):『坊っちゃんの時代』関川夏央/谷口ジロー(双葉社)
- - 第3回(1999年):『MONSTER』浦沢直樹(小学館)
受賞作品は、一般読者からも広く支持されており、その年の漫画の中で特に優れた作品を認知する場ともなっています。これからの発表が非常に楽しみです。
公式サイト情報
詳しい情報は公式サイトでも公開されており、今後の候補作品や受賞作品についての更新が行われます。関心のある方はぜひチェックしてみてください。
公式サイトはこちら。
今年も新たな名作が誕生することを期待しながら、2月20日の発表を待ちましょう。