ファミリーマート・細見社長が描く新たな挑戦と未来のコンビニ像
大阪・関西のリーダーたちに光を当てる番組「関西リーダー列伝」では、大阪のコンビニ業界で革新を促すファミリーマートの細見研介社長が特集されます。今回は、その挑戦の背景や社長としてのビジョンに迫りたいと思います。特に注目すべきは、大谷翔平選手を起用したおむすびのCMや、彼が導入した『コンビニエンスウェア』という新ブランドです。
番組情報
この特集は9月28日(日)午後2時から3時に放送され、その後TVerでも視聴可能です。また、YouTubeでは過去回の配信も行われていますので、ぜひチェックしてみてください。
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TVerでの視聴
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細見社長の経歴
細見社長は1962年に大阪市阿倍野区で生まれ、学生時代はアメフトに情熱を注ぎました。しかし、神戸大学4年生の時には思わぬ試練が待っていました。主力選手の離脱により試合に勝てず苦しむ中、1年生を新たに迎え入れるという大役を任されました。この経験が、彼に『一人でやれることは限られている』という経営理念を植え付けたのです。
就職から社長への道のり
大学卒業後は伊藤忠商事に入社し、繊維部門を中心に活躍しましたが、ある商談のキャンセルが大きな教訓となりました。失敗を背負いながらも、数々の実績を重ねて、2021年にはファミリーマートの社長に就任しました。彼が目指すのは、『チャレンジする方のコンビニ』です。
コンビニエンスウェアの改革
社長に就任後、まず手掛けたのは衣料品部門の改革です。「コンビニエンスウェア」という新ブランドがその象徴です。この新ブランドは緊急需要品に留まらず、スタイリッシュな色やデザインで大ヒットを遂げています。
特に興味深いのは、このブランドが大阪の店舗からスタートしたという点です。この新しい衣料品の導入によって、コンビニのイメージが大きく変わる可能性があります。
コーヒーへの革新
さらに看板商品であるコーヒーにもリニューアルが加わります。3年の歳月をかけて開発された新型コーヒーマシンは、抽出方法を改良し、豆の挽き具合を九段階に調整可能にしました。これにより、世界一の味を手軽に楽しめる環境が整ったのです。また、来年には新しいメニューの開発も進んでいるとのこと。これは顧客にとっても大きな魅力となるでしょう。
ファミチキ販売数日本一の店舗
大阪・関西万博の会場にある店舗は、1日1900個以上のファミチキを売り上げ、日本で最も販売数が多い店舗として知られています。この店舗には、ベテランではなく2年目の社員が多く集まっており、主体的に運営しています。この試みが万博における新しい試みとして注目されています。
細見社長のプライベート
特別に細見社長の自宅にも潜入し、その趣味やコレクションについても詳しく伺いました。彼は世界中を出張し、その土地の匂いがするポスターや絵画を買うことを趣味にしています。約50点のコレクションは、彼の長年の努力と経験を反映しています。これからも、ファミリーマートがどのように成長していくのか、期待が高まります。