株式会社樹想社がア・プリオリ社を譲受
2026年5月29日、株式会社樹想社は、株式会社ア・プリオリとの間で事業譲渡契約を締結し、ア・プリオリ社が手掛ける展示空間とデジタルコンテンツ制作の全事業を譲り受けることになりました。これにより、ア・プリオリ社の全従業員も引き続き樹想社で活躍することとなります。
バックグラウンド
樹想社は創業から38年間、雑誌・書籍・ムックなどの企画・編集を行い、映像や音声ソフトのプロデュースも手掛けてきました。また、漫画コンテンツを起点にした書籍やイベントに加えて商品展開も行い、その分野での編集力を発揮しています。昨年にはユニバーサル・パブリシング株式会社との資本業務提携も結び、漫画制作能力の強化を図る一貫した制作体制を構築中です。
一方、ア・プリオリ社は博物館や工場見学といった展示施設での専門的な制作力を有しており、数々のプロジェクト実績が特徴です。この強みを樹想社と統合することで、より強力なコンテンツ展開が期待されます。
事業譲受の目的
樹想社がア・プリオリ社の譲受を決定した背景には、単独の体制強化だけではなく、信頼できるパートナーとの協業を通じて事業の持続性や成長を図ることが求められているという考えがあります。ア・プリオリ社から譲り受けるノウハウにより、様々な形での提案が可能となるでしょう。
特に、展示企画やデジタルコンテンツの制作能力は、クライアントに対して広範囲の提案をするための大きな武器になります。これにより、樹想社はクライアントに新しい価値を提供することが可能となります。
期待される効果
1. コンテンツ表現の領域拡大
樹想社の事業譲受により、単に書籍や印刷媒体にとどまらず、展示空間での造形物や映像、デジタルコンテンツといった新たな形でのコンテンツ提供が可能になります。これにより、より多様なクライアントニーズへの応答が期待されます。
2. 新しい顧客基盤の獲得
ア・プリオリ社が培ってきた博物館や地方自治体などの顧客ネットワークを引き継ぐことで、新たなサービス提供が可能になります。これにより、樹想社は漫画アニメを中心にした顧客に対してさらなるイベントや展示会提案を行えるようになります。
3. デジタルコンテンツ制作力の強化
ア・プリオリ社が手掛けてきた映像やウェブサイト、デジタルコンテンツ制作の能力を統合することで、樹想社はその開発能力の向上を図ることができます。
新体制の整備
今回の事業譲受を受け、ア・プリオリ社のメンバーは新体制の下でも全員が活躍を続けます。普段の業務で培った専門知識やスキルを最大限に活かしながら、樹想社の経営資源やネットワークも後ろ盾となり、さらなる成長が期待されています。また、新たなプロジェクトへの積極的な取り組みも見込まれます。
今後の展望
樹想社は今回の事業譲受を通じて、コンテンツの制作から配信に至るまでの幅広い領域での人材を確保し、魅力的なコンテンツ体験を提供する企業グループとしての成長を目指しています。読者や視聴者、来場者とより深く結びつくことが可能な体制を整え、持続的な事業成長を実現することが期待されます。