日本出版販売、こわいほん大賞2026の発表
2026年7月1日、日本出版販売株式会社が主催する「こわいほん大賞2026」の結果が発表されました。このアワードは、全国の図書館関係者が最も「こわい」と感じた書籍に投票し、受賞作品を決定するものです。今回で3回目の開催となり、毎年多くの司書から支持を受けています。
「こわいほん大賞」とは?
「こわいほん大賞」は、日販図書館選書センターが運営するイベントで、図書館員たちの推薦に基づき、各年の夏に行われます。78冊のノミネート作品が、「ぞわぞわ」「ひやひや」「びくっ」「どろどろ」の4つのカテゴリーに分けられ、図書館員たちによって選ばれました。この企画は、特に小中学生からの人気が高く、毎年の開催を望む声が多いようです。
投票の概要
今回の投票には851名の図書館関係者が参加し、2026年5月7日から6月14日の間にそれぞれのカテゴリから最大3冊まで投票を行いました。結果、この夏の恐怖本が選ばれました。
各部門の受賞作品
ぞわぞわ部門大賞
受賞作品: 『意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語呪』
著者: 氏田雄介、イラスト: 武田侑大
この本は、短い文章で構成されており、読者の心にゾクっとくる恐怖を与えます。コメンテーターからは、「忙しい中学生が好きな短い話」といった声が寄せられています。
ひやひや部門大賞
受賞作品: 『綱渡りの男』
著者: モーディカイ・ガースティン、訳: 川本三郎
実在の大道芸人がワールドトレードセンターで命綱なしに綱を渡る様子を描いており、リアルな高所の恐怖を伝えています。美しい絵と緊張感が評価されています。
びくっ部門大賞
受賞作品: 『続・ゾッとする怪談えほんいるよ…』
著者: 有田奈央、イラスト: fracoco
日常の恐怖を日常的に感じられる瞬間を描いた作品で、子どもたちが盛り上がる様子が伺えます。恐怖の要素が巧みに表現されているとご覧いただけます。
どろどろ部門大賞
受賞作品: 『変な地図』
著者: 雨穴
不気味なミステリーが魅力の本作は、じわじわと来る恐怖感が秀逸で、多くの読者を惹きつけています。読みやすく、幅広い層に人気です。
最後に
「こわいほん大賞」は、恐怖をテーマにした本を通じて、若い読者への読書の魅力を引き出す取り組みです。選書センターでは、これからも図書館に必要な本を提供していくことで、図書館文化の充実を図っていきます。今回受賞した作品をきっかけに、もっと多くの人が本を手に取ってくれることを期待しています。