安田菜津紀新刊
2025-05-14 15:35:01

フォトジャーナリスト安田菜津紀、新刊『遺骨と祈り』の発売を告知。人々の思いを記録した感動の一冊

新刊『遺骨と祈り』の発売



フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが、6年間の活動を振り返った著書『遺骨と祈り』を2025年5月22日に出版することが決まりました。この本は、福島、沖縄、パレスチナという複数の地域での人々の思いと姿を追い、その記録をまとめた作品です。

書籍の内容



本書では、福島の原発事故や沖縄の遺骨収集活動に焦点を当て、その中で出会った2人の男性の友情と葛藤が描かれています。木村紀夫さんは、原発事故で行方不明となった娘・汐凪さんの遺骨を探し続けています。一方、具志堅隆松さんは、沖縄で遺骨収集を行い、辺野古基地建設に抗う姿勢を見せています。彼らの物語は、2022年1月に具志堅さんが福島県大熊町で汐凪さんの大腿骨を見つけたことからさらに深まります。

当初、安田さんは二人の交流を中心にストーリーを組み立てる予定でしたが、パレスチナでの状況が急変する中二人もその不条理を目撃し、向き合うことになります。この本は、民族浄化や人間の尊厳が脅かされる現状に対して、抗う意思を表現した力強いメッセージが詰まっています。

目次



『遺骨と祈り』の目次は、さまざまな地域での体験がまとめられています。各章では、時系列で以下のテーマが描かれます。
  • - プロローグ
  • - 2018年2月 パレスチナ
  • - 2019年2月 福島
  • - 2020年6月 福島
  • - 2021年4月 沖縄
  • - 2022年1月 福島
  • - 2022年4月 沖縄
  • - 2023年1月 福島
  • - 2023年10月 東京
  • - 2023年12月 パレスチナ
  • - 2024年2月 福島
  • - 2024年6月 沖縄
  • - 2024年8月 東京
  • - 2024年9月 東京
  • - 2024年11月 福島
  • - エピローグ

この構成により、それぞれの地域での人々の思いや歴史が感じられます。

著者紹介



安田菜津紀さんは1987年に神奈川県で生まれました。現在は認定NPO法人Dialogue for Peopleのフォトジャーナリストとして、被災地や難民が直面する課題を取材し続けています。16歳の時から始まった彼女の活動は、国境を越えたさまざまな問題に目を向けることから始まり、今では日本国内をはじめ、東南アジアや中東、アフリカでの取材にも力を入れています。また、現在はTBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとしても出演中です。

書籍の購入



『遺骨と祈り』は、産業編集センターから税込1,760円で発売されます。購入は以下のリンクから可能です。
詳細・購入はこちら

また、関連イベントも各地で開催予定ですので、興味のある方はぜひチェックしてください。

まとめ



安田菜津紀さんが新たに発表する『遺骨と祈り』は、ただの記録ではなく、現代社会が抱える闇を浮き彫りにする力強い一冊です。多くの人々がこの作品を手に取り、さまざまな問いを投げかけられることを期待します。


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